2010/08/21国内男子

【GDO EYE】“夏男”の復活なるか!?

連日、35度に迫る猛暑の中で行われている「関西オープン」。暑さとの戦いも強いられる厳しい状況の中、活き活きとプレーを続けている男がいる。3日目に自己ベストとコースレコードを更新する「62」をマークし、首位と3打差に迫った細川和彦だ。5年ぶりのタイトルを圏内にとらえ、明日の最終日を迎える 1995年のツアー初勝利から、4勝目までがすべて夏場の大会。当時は“夏男”としてその名を馳せた。「ボールも飛ぶし、体も回る。汗もかいて暑いけど、自然と体がいう事を聞いてくれるんですよ」。就寝時には、「快適に眠れる」という、昔から続ける22度に冷房を設定。さらに「ラー油やキムチなど辛いものが良い」と、夏バテを乗り...
2010/08/19国内男子

【GDO EYE】猛暑でキャディが5人もダウン

京都で開催されている国内男子ツアー「関西オープン」。今週は、選手たちの熱い戦いとは別に、猛暑という自然との闘いも強いられている。実際に、この日は35度オーバーの真夏日。さらに、林間コースのためにコース内に風が吹き込まず、まるでサウナにいるかのような蒸し暑さ・・・。 選手たちの口からも、次々と嘆きが聞こえてくる。「暑さはキツイです。ホールアウトしてからも練習ができませんね。日傘はいつもは差さないんですが、今日は差しました」と上井邦浩。武藤俊憲も自分のスコアの内容を説明する途中で、「えっと・・・暑さですぐ忘れちゃいますね」と苦笑していた。 そして、その被害はキャディにも及んだ。この日、5人のキャデ...
2010/08/18国内男子

【GDO EYE】平塚に時差ボケの心配は無用!

昨年の兵庫から、舞台を京都に移して開催される今年の「関西オープン」。地元・京都出身の平塚哲二が18日(水)、37度という炎天下で18ホールの練習ラウンドを行い、最後の調整を終えた。 昨日も9ホールをラウンドするなど、精力的に練習ラウンドを重ねる平塚。「京都(での試合)はあまりないし、地元も応援してくれています。期待してくれているので頑張りたいですね」と、地元からの期待が高いモチベーションに繋がっているようだ。 先週は、海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」に出場。2004年に続く2度目の出場も、残念ながら初の予選突破は叶わなかった。「ああいう舞台でまたやってみたい」という刺激を胸に刻んで帰国し...
2011/04/08マスターズ

【GDO EYE】海外メディア、震災に過剰な反応

日本時間7日深夜に東北地方で起きた、震度6強の最大余震。この痛ましいニュースは世界を駆け巡り、「マスターズ」初日を迎えたジョージア州オーガスタでも、6日早朝から石川遼、池田勇太、藤田寛之、松山英樹の耳に伝わっていった。 月曜日に石川と松山が招かれた公式会見では、先月11日に発生した東北沖太平洋地震や、寄付の話題に集中。その海外メディアの震災への関心が再燃し、この日ホールアウトした4人の日本人選手全員に、次から次へと昨夜の地震についての質問が飛んだ。 「別の地震があったことを知っているか?」、「最初に誰に電話したのか?」、「どのような気持ちでプレーしたのか?」、「今週良いプレーを見せた時に、日本...
2011/03/26米国男子

【GDOEYE】石川遼、完遂できなかった“ミッション”

フロリダ州ベイヒルGC&ロッジで行われている今季の米国男子ツアー第13戦「アーノルド・パーマーインビテーショナル」。3年連続の出場となった石川遼は、初日「74」、2日目に「77」をたたいて通算7オーバー。2週間後に迫った「マスターズ」前の自身の最終戦で、あえなく予選落ちを喫した。 石川は今年3度目の出場となるマスターズを前に、いくつかの課題を持って米ツアーの5試合に臨んだ。その一つが米国内での「ファン獲得作戦」。2週間前の「WGCキャデラック選手権」の開幕直前、こう話していた。 「アメリカのゴルフファンの皆さんの注目を集めて、マスターズに向かいたい。一人でも多くの人にイシカワという名前を覚えて...
2011/03/18アマ・その他

【GDO EYE】「このような時だからこそ」

東北と北関東を襲った大地震から1週間。日を追うごとに震災の深刻さは増し、日本国内のスポーツ界はジャンルを問わず、安全性や情勢を慮り自粛の流れが続いた。そのさなか、大分県では17日(木)にプロアマ混合競技「東急大分オープンゴルフトーナメント」が開催され、総勢約160名による戦いに多くのギャラリーが沸いた。 震災後では、初とも言える規模の大きなゴルフ競技。大会関係者は「このような状況なので、開催すべきか悩みに悩んだ」と決行までの苦悩を明かしていたが、競技を終えて、この判断を支持した方は多かったのではないだろうか。選手やギャラリー、関係者を含め、被災地の凄惨な現状を痛感し、復興への強い想いを抱く上...
2011/01/17米国男子

【GDO EYE】PGAツアー離れする日本選手たち

丸山茂樹が7位タイと健闘し、日本のファンを楽しませてくれたPGAツアー「ソニーオープンinハワイ」。今回出場した日本人選手は7人いたが、決勝ラウンドをプレーできたのは丸山ただ一人と、寂しい結果だった。 日本人選手は海外選手に比べて、体格に恵まれておらずパワーの面では不利だが、ゴルフではそれが強さの全てではない。近年、丸山、今田竜二に続いて、PGAツアーに参戦する選手が減っているのが問題だ。 PGAツアー3勝を挙げ2008年までシード権を守り続けた実績を持つ丸山に、このことについて聞いてみると、「若い選手と話すことがあるんだけど、『難しいコースセッティング、強豪選手が山ほどいるところに苦労して...
2010/09/24国内男子

【GDO EYE】感謝と重圧・・・推薦出場の細川和彦

「アジアパシフィック パナソニックオープン」第一ラウンドは、4人が4アンダーで首位に並ぶ混戦。その中の1人、細川和彦の「推薦をいただいたのが大きいです」という言葉に、首をかしげる方もいるだろう。 細川は、昨年の賞金ランキング71位。当然ながら今年のシード権は取得しており、今シーズンもこれまで全試合に出場している。その細川が、今大会は主催者による推薦枠で出場の権利を得た。他にも手嶋多一、上井邦浩、横田真一らツアーの常連たちが、推薦枠での出場となっている。 今大会は、日本ゴルフ協会とアジア太平洋ゴルフ連盟の共催。アジアンツアーの選手が大半を占めることで、通常のツアー競技とは出場資格が異なっている。...
2010/09/22国内男子

【GDO EYE】アジアンツアーから出場する、唯一の日本人

「アジアパシフィック パナソニックオープン」は、アジア太平洋ゴルフ連盟との共催競技。今大会にはアジアンツアーからも多数の選手が出場しており、獲得賞金は日本ツアー、アジアンツアーの両ツアーに加算される。 その中でただ1人、アジアンツアーのプレーヤーとして出場する日本人がいる。昨年の同ツアーに15試合出場。賞金ランキング13位に入り、今年のシード権を手にしている市原弘大だ。市原は、今年で同ツアー本格参戦3年目。昨年は日本のチャレンジツアーでも5位に入り、今年のレギュラーツアー出場権も獲得している。 2つのツアーを掛け持ちする市原にとっては、今大会は両ツアーの賞金を同時に加算できるチャンス。「難しい...
2010/09/11国内男子

【GDO EYE】W小田、“ガッツポーズ作戦”でリベンジ!

フォアサムで行われた「現代キャピタル 韓日プロゴルフ対抗戦」初日は、韓国チームに7ストロークの大差で完敗を喫した小田孔明と小田龍一のペア。フォアボールで行われた2日目は一転、相手に5ストロークをつけて圧倒し、初日のリベンジを果たした。 「初日にあれだけの大差で負けたから、取り返したかった。絶対にリベンジすると、心に決めていた」と孔明。昨日との違いは「2人ともパットが入っただけ。あとは気持ち」と話す言葉どおり、まさにリベンジへの気持ちの強さを前面に出し続けたという。 「とにかくバーディを獲ったらガッツポーズをかましてやろうぜ!」とは孔明の発案。相手にプレッシャーをかける意味合いを込めてだそうだが...
2010/09/10国内男子

【GDO EYE】池田、勝利に喜びズボンにボヤく

「現代キャピタル 韓日プロゴルフ対抗戦」初日。日本は3勝2敗と1ポイントを勝ち越す健闘を見せる中、4組目の池田勇太と片山晋呉のペアも勝利を奪う活躍を見せた。 スタートホールで池田が2打目をピン奥5メートルに乗せると、片山がこれを沈めてバーディ発進。お互いが声に出してラインを読み合うなど、序盤からチームワークの良さを発揮していた。最終的に13番からの3連続を含む6バーディを奪い、キム・ヒョンソン、カン・キョンナム組に3ストローク差をつける勝利。初日の勝ち越しに大きく貢献した。 今大会はチームで同じウェアで統一しているため、池田はトレードマークの3タックではなく、揃いの普通のズボンを着用。「数年ぶ...
2010/09/18国内男子

【GDO EYE】晋呉は絶賛!上井ちょっぴり恥ずかしいバーディフィニッシュ

国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」の3日目。最終18番のグリーンサイドにいると、突然何かが爆発したかと思うような「ドーン」という音が鳴り響いた。その正体は、上井邦浩が放った2打目がギャラリースタンドのした一面に張り巡らされた、大会ロゴ入りのボードにダイレクトに当たった音だった。 ボールは勢い良く跳ね返り、グリーン方向に転がると、ピンの横をすり抜けて、カップまで4mのカラーで止まった。ギャラリーからは「あらら、寄るわよ」という声が上がり、打った上井はちょっぴり照れくさそうに歓声に応えるために右手を上げた。 そして、3打目をパターで打った上井がカップインさせバーディを奪うと、背後に...
2010/10/01国内男子

【GDO EYE】武藤俊憲「まだ慣れないんです・・・」

国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の予選2日間、大会連覇を狙う石川遼と同組でラウンドした2008年チャンピオンの武藤俊憲。初日は2オーバーの39位タイと少し出遅れてしまったが、2日目はスコアを3つ伸ばして通算1アンダーの16位タイに浮上してきた。 2006年からシード権を保持している武藤は、08年に10位、そして昨年も19位と年間を通じたランキングで上位に入っているが、今季は現時点で107位と低迷。今季は15試合を終えて、予選を通過したのが6試合しかないのだ。 その理由を聞くと、どうやら今年から溝の規制で新しく使用しているアイアンで苦戦しているようだ。「ウッド系は問題ないんですよ。で...
2011/04/21国内男子

【GDOEYE】松山英樹がマスターズで残したモノ

国内男子ツアー第2戦「つるやオープンゴルフトーナメント」が21日(木)、兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースで開幕。上位陣がスコアを伸ばすバーディ合戦の第1ラウンドで、アマチュアの浅地洋佑が「68」でまわり3アンダーの22位タイと好スタートを切った。 出だしの10番で第2打をピン横1.5メートルにつけてバーディ発進した浅地は、12番では2メートルを沈め、バーディ先行でラウンド。アイアンの調子はもう一つだったが「今日はティショットが良かった」と少ないチャンスを確実にものにし、今大会出場しているアマチュア4選手の中で、ベストスコアをマークした。 現在、杉並学院高3年生の17歳は2週前の「マスタ...
2011/04/24国内男子

【GDOEYE】もっと聞きたかったスーパールーキーの“声”

兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースで行われた「つるやオープンゴルフトーナメント」。近藤共弘の優勝で幕を閉じた国内男子ツアー第2戦で、日本ツアー1年目の黄重坤(ハン・ジュンゴン)が通算10アンダーの15位タイに入る活躍を見せた。 黒縁メガネにキャップ姿の黄は、韓国出身の18歳。2009年に母国のプロテストをトップで突破した若手のホープだ。プロ1年目の昨季は韓国ツアーでシードを取ることができず、「レベルアップを目指して」年末の日本ツアーのQTを5位で通過。今季前半戦のほとんどの試合の出場権を獲得している。 精度の高いアイアンショットで初日トップタイに立ち、2日目は後退したものの単独3位で決勝...
2011/05/01国内男子

【GDO EYE】B.ジョーンズ、奇抜なコーディネイトが奏功?

「中日クラウンズ」2日目、「66」の好スコアをマークして2位に浮上したブレンダン・ジョーンズだったが、プレー以上に目を引いたのがシャツもパンツも真っ赤のゴルフウェア。ギャラリーは、その派手な選手を遠目に見つけると、「誰だ、あいつ?」といぶかしみ、外国人選手と分かると、妙に納得したように微笑を浮かべる。 ホールアウト後、記者がそのウェアを選んだ理由を問うと、聞き手の心を見透かすかのように「理由?そんなのないよ。まぁ、明日はもっと良くなるよ」と、プライドを傷付けられたかのように少し上気して話す。言葉の裏を読む日本人のような反応が、滞在歴の長いブレンダンらしかった。 3月の震災後、当然日本の置かれ...
2011/05/18国内男子

【GDO EYE】AKB48がゴルフ界デビュー!!

国内男子ツアー「とおとうみ浜松オープン」のプロアマ戦が、大会前日の18日(水)に会場となるグランディ浜名湖GCで開催された。アマチュア部門では、ゴルフが趣味ということで有名な著名人も多く含まれていたが、その中に若干16歳の少女が入っていた。 その少女とは、AKB48のメンバー山内鈴蘭だ。「AKBメンバーでゴルフをするのが私一人で、今回初めてお誘いを頂き出場することにしました」と話す。人気アイドルがゴルフウェアをまとい、クラブハウス前に現れた時は、まだ始めたばかりなのかと思いきや、スイングは本格的で周囲がざわつくほどだった。 この日一緒にラウンドした倉本昌弘も「凄く飛ぶし上手いね」と目を細める。...
2011/05/12日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯

【GDOEYE】アジアンツアー最年少賞金王が好発進

兵庫県の小野東洋ゴルフ倶楽部で開幕した今季の国内メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」初日。韓国出身の19歳、ノ・スンヨルが首位に1打差の3位タイと好スタートを切った。 出だしから飛ばしたスンヨルは、インで4バーディを奪取。後半7番までに5つスコアを伸ばして一時はトップタイに立った。8番(パー3)で4番アイアンでのティショットを右の池に入れ、ダブルボギーとしたものの、続く最終9番をバーディで締めくくり、メジャーの優勝戦線を引っ張っていきそうな勢いだ。 石川遼と同じ1991年生まれのスンヨルは、今月29日に20歳になるアジアが誇るホープ。昨年はアジア、欧州ツアーの共催大...
2011/05/21国内男子

【GDO EYE】池田勇太「全米OP」は実力で掴む!

国内男子ツアー「とおとうみ浜松オープン」の3日目、6アンダー23位タイからスタートした池田勇太が、5ストローク伸ばして通算11アンダーの7位タイに浮上してきた。4番でイーグルを奪うなど、バーディも5つ奪った池田だが、ボギーを2つ叩いたこともあり「普通かな、良くも悪くもない」と浮かない表情でホールアウトした。 4番のイーグルについても「あれは、たまたま真っ直ぐに行っただけだよ。自分が良いスイングをしても真っ直ぐ行かないときもあるし、結果次第だよ」と、池田の得意とするショットが不安定なことでスコアよりも満足感は低い。 しかしビッグスコアも出る大会だけに、首位と5打差だが諦めたわけではない。「俺はそ...
2011/02/23米国男子

【GDO EYE】遼の対戦相手は病み上がり!?

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」の一回戦で、石川遼と対戦するチャール・シュワルツェル(南アフリカ)は、現在世界ランキング25位で、39位の石川よりも格上。そのシュワルツェルは、石川という選手をどう見ているのだろうか。 「あー石川ね、知っているよ。まだ若いのに注目を集めているし、いい選手だよね。実際にプレーを見たことはないけど、ドライバーショットは良いらしいね」と、石川が日本ツアーで「58」という世界最少スコアで優勝したことや、日本ツアーで賞金王になったことなどニュースで知っているという。 「彼はドライバーショットで飛ばすだろうけど、自分は飛ばす選手ではないんだ。シャフトを少し短くして...