ベルサウスクラシックに出場するマスターズ参戦組みの意気込み
2001年 ベルサウスクラシック
期間:03/29〜04/01 場所:TPC at シュガーローフ(ジョージア州)
パットの名手、S.マッキャロンが5年ぶりに大会を制覇した。
2001/04/02 09:00
ジョージア州のTPCシュガーローフで行われているベルサウスクラシックの最終日。大会初日にあたる現地時間3月29日が、雨のため競技中止となった。予選ラウンドがそれぞれ1日づつ後ろだおしになり、予定されていた最終日の4月1日に決勝の2ラウンド(36ホール)が行われた。
前日セカンドラウンドを終了して首位と2打差の4位タイにつけていた、横尾要にとっては長い1日となった。前日の15番ホールまでボギーを1つも叩かなかった横尾だが、16、17番での連続ボギーで2日目を終えた。そして迎えた最終日は、時より風速20メートルもの強風が吹き、サードラウンドの前半9ホールで5ボギーを叩き、2アンダーまで一気にスコアを落としてしまった。
<< 下に続く >>
一度歯車が狂いだすと、その勢いを止めることはできなかった。ファイナルラウンドではスタートから、ボギー、ダボ、ボギーと苦しい展開で、このラウンドでも6オーバーを叩きトータル4オーバーで34位タイで終了した。
一方、セカンドラウンドでスコアを伸ばせなかった丸山茂樹は、3ラウンドをなんとか3ボギーに押さえた。 しかし、ファイナルラウンドに入り残り9ホールを向かえ、1番、3番ホールでダブルボギーを叩くなどスコアを伸ばすことができず、トータル3オーバーで27位タイとなった。丸山は次週のマスターズ出場を控えているため、試合後も最後の調整を行っている。
各選手が風の影響でスコアを崩す中、サードラウンドを終えて28位のM.ウィアが5つスコアを伸ばし、単独の2位に食い込んだ。ディフェンディングチャンピオンのP.ミケルソンはセカンドラウンドで3位に浮上したが、その後スコアを伸ばせず、結局3位タイでフィニッシュ。要所で得意のロブショットが冴え、スコアメイクしたミケルソンが来週のマスターズではタイガー・ウッズの好敵手になるだろう。
そして、この日36ホールに及ぶ長い1日の最後に笑ったのは、1997年にこの大会で優勝しているS.マッキャロンだった。マッキャロンはセカンドラウンドで9アンダーの首位タイになり、最終日はスコアを1つ落としただけ、得意のパットでねばり勝利をつかんだ。これでツアー通算3勝目となった。