GDO編集部が選ぶ 2012年海外男子ツアー10大ニュース
2001年 タッチストーンエナジー・ツーソンオープン
期間:01/11〜01/14 場所:オムニツーソンナショナルGR(アリゾナ州)
27歳、ウィリスが逆転逃げきり
5日目にしてようやく迎えた最終ラウンド。チャンスを握ったかに見えた43歳のベテラン、ウィービーだが肝心の後半になってボギーの歯止めがきかなくなってしまった。前半から攻勢に出た2位スタートの27歳ギャレット・ウィリスがバック9を手堅くプレーして逃げきり。サザーランドのまくりも及ばなかった。ウィリスはイーストテネシー州立大出身、ビデオゲームが好きという、5年前からプロ入りの27歳だ。
ウィリスの昨年のBUY.COMランキングは68位。こうした選手でも好機に恵まれるとツアーを勝ち取ることができる。というより、これだけの力を持った選手たちがゴロゴロしているのが米ツアーの下層というべきなのだろう。何かの拍子に今田竜二(2000 BUY.COMランク32位)がポンと抜け出すことがあっても少しもおかしくないし、ましてや横尾要、谷口徹のような選手が流れをつかめばツアー勝利獲得の可能性も充分なはずなのだが。
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その横尾要は一時9アンダーまで伸ばしたが15番、17番をボギー。ちょっと不本意な32位タイに終わった。60台プレーが1日だけでは、やはりツアー上位は苦しい。
横尾、終盤崩れて26位グールプへ(1/15)
裏番組トーナメントとはいえ、やはり米ツアーの底力はすごい。優勝するためには3日間、いや4日間60台を並べないといけない、そんな事実をあらためて感じさせる第3ラウンドになった。
首位に上がってきたのは43歳のベテランマーク・ウィービー。フロント9でスコアを4つ伸ばし、13番までに7バーディを沈めた。14番でひとつ後退したが、それでもトータル14アンダー。2位には64をマークしたギャレット・ウィリス。これも凄い。期待の横尾要は15番17番ボギー、18番ダボと終盤滑りおちて結局6アンダーのまま。一気に26位グループに落ちてしまった。前日首位(!)のリー・ポーターも76叩きで同じく6アンダーに転落している。