ハリケーン「カトリーナ」の影響で米国男子ツアーがスケジュール変更
2002年 サザンファームビューロクラシック
期間:10/31〜11/03 場所:アナンデールGC(ミシシッピ州)
優勝できればシード獲得という選手が上位につけている
米国男子ツアー最終戦「サザンファームビューロクラシック」の3日目。上位陣はスコアを伸ばしているが、集団を抜け出す選手は現れない。首位に立ったのは、この日5ストローク伸ばしたルーク・ドナルドだった。
10アンダー2位タイからスタートしたドナルドは、前半を2バーディ、1ボギー。後半に入ると12番パー3でバーディを奪い、15番も同じくパー3でバーディを奪うと、17番まで3連続で伸ばし首位に浮上した。
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今年30歳になるドナルドだが、昨年プロ入りしたいわゆる新人だ。今シーズンこれまで29試合に出場し、予選落ちはわずかに7試合だけ。デビュー戦となったソニーオープンでいきなり13位に入る活躍を見せ、トップ10に入ることは無かったが、着実に賞金を稼いできた。今週で10試合連続予選通過を果たし賞金も62万ドルで108位。来シーズンのシード権は確実という状態だ。
ドナルドを1打差で追うのは、同じく2位からスタートしたディーン・パパス。1999年に当時のナイキツアーからPGAツアーに昇格したが、目立った成績を残せ無かった。2000年、01年とBUY.COMツアーで1勝づつ挙げ、今年PGAツアーに戻ってきたが、現在の賞金ランキングは21万ドルで170位。今週優勝できればシード権を掴むことができる。
初日首位のブレッド・エルダーも首位に2打差の13アンダーで踏ん張っている。こちらも優勝すればシードという条件に、最終日は熱い闘いが繰り広げられそうだ。
さらに1打差の12アンダーにチャド・キャンベルが続いている。キャンベルは1番でバーディスタートを切り、3番からは3連続バーディで一瞬首位に踊り出た。しかし、7番パー5で痛恨のボギーを叩いてしまうと、その後は18番まで11連続パーと伸び悩んでしまった。
昨日スコアを伸ばせず予選落ちとなった横尾要は、シード権を失い来月行われるQスクールに出場するかと思われたが、エントリーが間に合わず出場しないことになった。したがってランキング126位から150位までに与えられる準シードとなる。主催者推薦もしくは、マンデー予選を突破しなければツアーに出場することができない。