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2002年 ザ・ツアー選手権
期間:10/31〜11/03 場所:イーストレイクGC(ジョージア州)

単独首位はチャールズ・ハウエル。丸山は15位タイへ後退。

気温が一層下がり、フェウエイは相変わらずのぬかるみ状態。ボールも転がらない悪コンディションとあいまって、2日目のスコアは全体的に伸び悩んだ。

単独首位に立ったのは、昨日の3位から順位を上げたチャールズ・ハウエル。3バーディ、2ボギーで今日1アンダー69。トータル5アンダーは2位タイグループに1打差である。

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「やっぱり、このコンディションではボールをインプレーにキープすることがキーだね。と言っても、フェアウエイの真ん中を狙う必要はない。ファーストカットのラフでもいいし、球がきっちり打てるところならいい」。ツアー初優勝を挙げ、ノリに乗っているハウエルには、明日以降も快走しそうな勢いが感じられる。

2位タイグループには、デビッド・トムズ、レン・マティース、スティーブ・ローリー、ビジェイ・シンの4人が付けている。後半4バーディを奪ったトムズの4アンダー66は、今日のベストスコア。マティースはハウエルと並び首位タイで最終ホールを迎えたが、18番のバンカーからホームラン。ギャラリースタンドに当たったボールは、跳ね返ってグリーン下まで転がり落ち、このホールをボギーとして2位タイグループへ順位を下げた。しかし、パットの上手さでは定評のあるマティース。明日以降も着実なスコアメイクを見せそうである。

タイガー・ウッズは今日2アンダー68。トータル1アンダー、9位タイグループで2日目を終えた。前半を2バーディ、2ボギーのイーブンパーで回ったタイガーは、後半3つのバーディでスコアを伸ばしたが、17番ではセカンドショットをグリーン右に外し、アプローチも寄せきれずにボギーとなった。「グリーンは昨日より、ずっと速くなっている。リフト・クリーン&プレースが適用されているため、大会側はピン位置をかなり難しくしているね。アイアンショットの感触もパットのタッチも昨日より良くなった」。フィル・ミケルソンもタイガーと同じ9位タイグループ。しかし、帰りがけに「体調が悪い」と言い残したのが気がかりだ。

丸山茂樹はバーディが先行したものの、5番、7番でボギー。折り返し後、10番で再びバーディを取ったが、12番、13番で連続ボギー。14番はティショットを左に曲げて、次打は出すだけ。第3打はグリーンオーバーという内容でダブルボギー。2アンダーから始まった丸山のトータルスコアは、この時点で2オーバーまで落ちていたが、15番と17番でバーディを取り返し、意地を見せた。しかし、18番パー3はティショットが大きくショート。3メートルに寄せたが、そこから2パットでボギー。今日3オーバー73、トータル1オーバー、15位タイと大きく後退した。「アプローチが異常に止まる。風が強い、長い、寒いという感じで、状況判断がイマイチ。ラフに入ると全然打てません。ハーフターンぐらいから足がガタガタしてしんどかった。でも、やっぱりみんな上手いですね」。気になるのは丸山の肩や腰の具合だが、「ケガの部分に関しては、すごくいい。(体力が落ちているので)歩き疲れのほうが‥‥僕はもう4日間を完走するだけ。でも、完走に関しては余裕です」とのこと。また、「フェアウエイが乾いていたら、(ボールが転がるので)もう少し楽しいゴルフになるかもしれない」と付け加えた。

しかし、明日以降もフェアウエイが湿った状態は変わらない様子。リフト・クリーン&プレースは、おそらく明日3日目も適用される見込みである。土日のラウンドも、フェアウエイキープがスコアを伸ばす大きな決め手になりそうだ。

レポート&写真:BEYONDSHIP

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