米国男子ツアーは「SEIペンシルバニアクラシック」が、9月12日(木)から15日(日)まで、ペンシルバニア州のウェイネスボロウ カントリークラブとローレルバレイゴルフクラブで開催される。

世界中を震撼させた米同時多発テロから1年。米国ツアーでは星条旗を用いたヘッドカバーを選手が使用してプロアマが行われるなど、各種の追悼イベントが行われる。

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昨年は、テロのあった週に予定されていた「アメックス選手権」と、同時開催を予定していた「タンパベイクラシック」が中止になったが、翌週のこの大会からツアーが再開された。

選手たちは、「自分たちのできるのは、ファンに良いプレーを見てもらい、楽しんでもらうことだ」という意気込みで試合に出場した。天候が安定せず、試合の進行は大幅に遅れた。3日目までサスペンデッドが続き、優勝したのはオーストラリアのロバート・アレンビーだった。これまでのツアー3勝が全てプレーオフというアレンビーが、順調にスコアを伸ばし19アンダーで逃げ切った。

昨シーズン予選落ちが4回と安定したゴルフをしていたアレンビーは、今シーズンも予選落ちは4回だけ。トップ10入りも6回している。そして、先週まで行われていたカナダシリーズ2試合では、3位、2位と優勝まで後少しという状態だ。

今週も日本からは田中秀道が唯一出場する。8月末のリノタフオープンでは、最終日にスコアを崩したものの17位に入り、先週の「ベルカナディアンオープン」では、粘って28位。シーズンも終盤に入り、来季のシード権を確保するためにも、上位進出を狙ってもらいたい。