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2002年 WGC NECインビテーショナル
期間:08/22〜08/25 場所:サハリーCC(ワシントン州)

大会4連覇を目指し、タイガーの準備は万全!?

ワールドランキングトップ50をはじめ、世界の強豪選手78名が出場するWGC-NECは豪華フィールドだ。78名のうち優勝経験のある54名の選手の勝利数(PGAツアー)を合計すると424勝になり、そのうちの33勝はタイガー・ウッズによるもの。すでに一昨日から練習ラウンドが始まっており、サハリーCCにはまるで鮮やかな花が咲き乱れているかのようだ。

この大会に出場する日本人選手は3名。全米プロから引き続き出場する伊沢利光、丸山茂樹、そして日本ゴルフツアー選手権の優勝により同大会の出場権を得た佐藤信人は3人一緒に練習ラウンドを行ない、明日からの試合に備えた。

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全米プロでタイガーを1打差に抑え、堂々のメジャー初優勝を飾ったリッチ・ビームは、昨日からの取材攻勢に疲れた様子。今日も早朝からいくつかの取材をこなしたビームは、30分ほど練習場でボールを打った後、試合会場から"脱出"。近郊のゴルフコースでキャディと一緒に"遊びのゴルフ"を楽しんだ。「あれから3夜が過ぎたけど、まだ雲の上にいる心境なんだ。少し気持ちを落ち着けなきゃいけない。この試合に勝とうなんて思って臨んでいるわけじゃないけど、とりあえず明日の第1ラウンドに備えないといけないから、まずはリラックス、リラックス」。

全米プロ最終日に猛追をかけたもののビームに1打及ばなかったタイガー・ウッズだが、この大会では4連覇を目指しており、関係者やギャラリーの最大の注目は相変わらずウッズである。昨日火曜日に共同インタビューが予定されていたが、タイガーはコースに現れず、インタビューも延期。しかし、今日は早朝から会場に現れ、仲良しのジョン・クック、マーク・カルカベキアと練習ラウンドを行なった。「(全米プロ後)2日ほどクラブを放り出してから今日ここへやって来たので、気持ちはすっかりリラックスしている」と笑顔で答えるタイガー。今年5月に開催されたメモリアルトーナメントでは大会4連覇を達成できなかっただけに、今回の4連覇には大きな期待が寄せられている。「少なくともメモリアルのときよりは調子がいい。ここ2週間、好プレーができているのだから、その流れが続くことを祈るよ」。

PGAツアー史上、同一大会4連覇をやってのけたのはウォルター・ヘーゲンとジーン・サラゼンの2人のみである。ヘーゲンは1924年から1927年に全米プロで4連覇、サラゼンはマイアミオープンで4連覇(1926年&1928年から1930年、スケジュール変更により1927年は開催されなかった)を成し遂げた。今回、タイガーが優勝すれば史上3人目の記録となるが、もし優勝を逃しても来年のベイヒルインビテーショナルが次なるチャンスとして控えている。

明日の第1ラウンドは、伊沢利光が8時に10番ホールからスタート、丸山茂樹は8時50分、佐藤信人は10時に1番ホールからスタート。タイガーは9時30分に1番ホールからスタートする。

レポート&写真:BEYONDSHIP

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