タイガー・ウッズ 復活の軌跡
2002年 ビュイックオープン
期間:08/08〜08/11 場所:ワーウィックヒルズ G&CC(ミシガン州)
タイガー失速、しかし、周囲も伸び悩み辛うじて首位キープ
米国男子ツアー「ビュイック・オープン」3日目。前日見事なゴルフで単独首位に立ったタイガー・ウッズは、スタートの1番ホールでいきなりのダブルボギー。どこまで伸ばすか注目していたギャラリーは、予想外の展開にハラハラしながらの観戦となった。
2番ホールでは、気を取り直しバーディを奪ったタイガーだが、その後はチャンスをつかめず苦しい展開は続いた。7番パー5で再びバーディを奪い、スタート時の14アンダーに戻したのだが、9番でボギーを叩き前半を1オーバーで折り返した。
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後半のウッズはショットの安定感を取り戻し3つのバーディを奪った。しかし、気になるのは最終18番ホールでのボギーだ。通算15アンダー、2位に1打差と辛うじて単独首位をキープしたタイガーだが、最後のボギーが最終日につながらなければ良いのだが・・・。
スコアの伸ばせなかったのはタイガーだけではなかった。2日目に上位に上がってきた選手のほとんどが、スコアを落とすか、維持するのが精一杯だった。タイガーを追って2位につけていたS.バープランクは、スコアを3つ落とし26位に後退し、同じく2位だったJ.J.ヘンリーは35位まで下がってしまった。
代わって2位に浮上してきたのは、メキシコのエステバン・トレドだった。13番ホールまでに7つのバーディを積み重ね、16アンダーまで伸ばしタイガーを捕らえた。しかし、終盤の15、17番ホールでボギーを叩き14アンダーで3日目を終えている。
昨日、次週全米プロへの調整ではなく、今大会も優勝を狙っていると言ったタイガーだが、逃げ切りをはかり全米を含め2週連続優勝できるか微妙な展開になってきた。