2006年度米国男子レビュー 悲しみを乗り越え、さらなる強さを身につけたタイガー・ウッズ
2002年 B.C.オープン
期間:07/18〜07/21 場所:エンジョーイGC(ニューヨーク州)
名前を覚えてプリーズ!のマキールが単独首位
米国男子ツアー「B.C.オープン」3日目。2日目が、悪天候のため一時中断された影響で日没サスペンデッドとなり、プレーを終えることの出来なかった選手たちが、この日の早朝に残りホールを回った。
暫定ながら首位に立っていたS.マキールは、残りホールを消化するため早朝からコースに出た。16番はバーディとし、次の17番パー3ではホールインワンを決め、トータル14アンダー。同じく首位で並んでいたP.ゴウに3打差をつけ単独首位で2日目を終えた。
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そして最終組でのスタートとなった今日、マキールはいきなりボギーから始まる苦しい立ち上がりとなったが、2番ホールですぐにバーディを奪いスコアを14アンダーに戻した。その後、5番パー5でイーグルを奪うなど、この日も安定したプレーで67にまとめ、トータル19アンダーで2位に3打差をつけ、単独首位となった。
ツアー参戦3年目のマキールは、名前のつづり“Micheel”が、どうしても“Michael”(マイケル)と勘違いされやすいので、スタート前には必ず自分で自己紹介をするようにしているそうだ。ここで優勝して一躍名を上げ、皆に名前を覚えてもらいたいと語った。最終日に向けて「優勝の経験はないが、スコアのまとめ方は分かっている。その力が発揮できればチャンスはあると思う」と豊富を語った。
3日目同様、最終日もマキールと同じ組で回ることになったのは、2位のP.ゴウ。ゴウもこの日は67で回り、マキールを3打差で追走している。
「3位以下とはスコアが離れているから、マキールと『2人の戦いになるかもね』なんてラウンド中に話していたが、12アンダーまでに12人もいる。この中から9アンダーくらいのスコアで回ってくる選手がいるかもしれないし、油断はできない。そう思うと『考えるだけ時間の無駄』と気づいた」
その12アンダー、7位タイグループには、日本の田中秀道がつけている。
田中は、比較的易しい前半でスコアを稼ぎ、11番ホールまでに6バーディ、1ボギーを記録。その後は全てパーで、結局67で回った。