F.カプルス優勝インタビュー/シェル・ヒューストンオープン
2003年 シェル・ヒューストンオープン
期間:04/24〜04/27 場所:レッドストーンGC(フォールクリークコース)(サウスカロライナ州)
完全復活!!フレッド・カプルスが地元の声援に応えた!
米国男子ツアー第16戦「シェル・ヒューストンオープン」が、テキサス州ヒューストンのレッドストーンGC(フォールクリークコース)で開催された。初日7アンダーをマークし、単独首位に立ったフレッド・カプルスがスコアを伸ばしたが、新鋭のハンク・キーニー、オーストラリアのスチュワート・アップルビーが加わり最後まで白熱した展開が続いた。
地元ヒューストン出身のキーニーは、ジョン・デーリーをも凌ぐドライバーの飛距離を武器に最終日猛チャージをかけた。17番でこの日7つ目のバーディを奪い18アンダー単独首位に浮上。しかし、最終18番で惜しくもボギーを叩き2位タイで終了した。
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14アンダー3位からスタートしたアップルビーも、18アンダーまで伸ばし首位に立ったが16番パー4でボギーを叩き、キーニーと同じく2日目に首位タイに浮上したマーク・カルカベッキアも15番パー5で18アンダーまで行ったが、17番のボギーで失速、2人も17アンダー2位タイで終了。
最後まで諦めずにスコアを伸ばしたのが、地元ヒューストン大学出身のカプルスだった。7番でダブルボギー、10番でもボギーを叩いたカプルスだが、終盤14番ホールから3連続バーディを奪うと、最終18番もバーディフィニッシュ。通算21アンダー、2位に4打差をつけツアー15勝目を挙げた。
ヒュ-ストン大学出身のカプルスは、20メートルを超えるバーディパットを決めるなど、神がかり的なショットも披露し、地元ファンの熱狂的な声援を受けた。1998年のメモリアルトーナメント以来5年ぶりの優勝。今シーズンは開幕戦以外全て予選を通過し、ここ数試合は上位に絡んでいた。この優勝で完全復活となる。
今週の日本勢は、田中秀道、横尾要、久保谷健一、貞方章男の4名が出場していたが、田中だけが決勝ラウンドに進出。最終日こそスコアを伸ばせなかった田中だが、通算4アンダー49位で競技を終えている。