~プロのこだわり5箇条~ <第8回>久保谷健一
2003年 クライスラークラシックofツーソン
期間:02/27〜03/02 場所:オムニツーソンナショナルゴルフリゾート&スパ(アリゾナ州)
チャンスだ久保谷! 4アンダー8位スタート
米国男子ツアー第8戦「クライスラークラシック of ツーソン」が、アリゾナ州のオムニツーソンアショナルゴルフリゾート&スパで開幕した。ゲームの進行が遅れ、最終組が18番ホールに来たときには、外は夕闇に包まれてしまった。したがって、1組だけがホールアウトできず、日没サスペンデッドになった。
暫定首位は7アンダーをマークしたディッキー・プライド。1打差にはアーロン・バデリーが付けている。バデリーは、今シーズン2戦目の「ソニーオープン」で、アーニー・エルスとプレーオフまでもつれ込んだが、2位に終わった。初優勝をを果たすことができるか。
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今週は世界ランキング上位64名が、世界ゴルフ選手権(WGC)のアクセンチュアマッチプレー選手権に出場しているため、普段優勝に縁のない選手にもチャンスが多い。
その大事な初日、日本の久保谷健一が絶好のスタートを切った。10番ホールからスタートし、いきなりボギーを叩いたが、その後3連続バーディを2度奪い6アンダーまで伸ばした。遅い時間にスタートした久保谷だが、そのスコアはリーダーボードを駆け上がり、上から2番目までいった。 終盤の6、9番でボギーを叩き4アンダーに後退してしまったが、首位と3打差。明日以降が楽しみになってきた。
久保谷と並んで8位タイにつけているのは、日本ツアーで活躍していたディーン・ウィルソンだ。ウィルソンも久保谷と同じく昨年末のQスクールを突破して米ツアーの出場資格をつかんだ。今週の試合が終わった段階でリランキングが行われる。試合出場の優先順位が見直されるのだ。
Qスクールで上がってきた選手は、今週までに好成績を残さなければ、今後の試合出場数に影響が出る。そのためにも久保谷は必死に戦っている。 そしてもう一人、貞方章男もそのリランキング対象になっているのだが、初日4オーバー。また、田中秀道も3オーバー と大きく出遅れてしまった。