ニッサンOP7打差からの逆転優勝!!
2003年 ニッサンオープン
期間:02/20〜02/23 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)
またしても逆転、カナダのマイク・ウィアがシーズン2勝目!
米国男子ツアー第7戦「ニッサンオープン」が、カリフォルニア州パシフィックパリセーズにある、リビエラカントリークラブで開催された。4アンダー10位からスタートしたカナダのマイク・ウィアが、単独首位でスタートしたチャールズ・ハウエルIIIをプレーオフで下し、今シーズン2勝目を挙げた。
2位に3打差の11アンダーからスタートしたチャールズ・ハウエルIIIは、3日間安定したゴルフを見せていたが、最終日はボギーを4つ叩きスコアを2つ落とした。終盤の17番パー5では、先に上がっていたウィアを引き離しに掛かるが、3打目でもグリーンを捕らえずバーディを奪えなかった。
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プレーオフ1ホール目は互いにパー。そして2ホール目は距離の短い10番パー4。ウィアは手堅くフェアウェイをキープし、ハウエルは持ち前の飛距離を生かして1オンを狙った。しかし、グリーン40ヤード手前のバンカーにつかまりピンチを迎える。先にピン手前3メートルにウィアが乗せたが、ハウエルもスーパーショットを放ちその内側につけた。
しかし、今シーズン開幕から絶好調のウィアは、落ち着いてバーディパットを沈め、ハウエルにプレッシャーをかけた。この大事な場面で、ハウエルのパットはカップの左サイドをすり抜けてしまった。ハウエルは2年前、丸山茂樹に敗れて以来、プレーオフは2戦2敗。
ツアー通算5勝目を挙げたウィアは、今シーズン早くも2勝目。4試合に出場しすべてベスト10に入っている。獲得賞金も開幕から2連勝したアーニー・エルスを抜いてトップに立っている。
3日目に73を叩き28位まで後退してしまったタイガー・ウッズだが、最終日は意地を見せた。3番でバーディを先行させると、8番からは4連続バーディ。16番パー3でボギーを叩いたが、終盤の17、18番を連続バーディでフィニッシュした。この日のベストスコア65を叩き出す「タイガーチャージ」で、6アンダー5位に食い込んだ。
1アンダー22位からスタートした田中秀道は、10番ホールからスタートし、いきなりイーグル逃しのバーディスタートを切った。しかし、その後はスコアを伸ばせず3バーディ、3ボギーでスタート時の1アンダーでホールアウト。「何とか赤い字(アンダーパー)でフィニッシュできて良かった」。24位タイで終了した。
3オーバー48位の丸山茂樹は、最終日にバーディを奪えず我慢のゴルフ。2ボギー、1ダブルボギーという内容で、7オーバー59位となった。今週は7名の日本人選手が出場していたが、伊沢利光、今野康晴といったスポット参戦の2人も、レギュラー組の久保谷健一、横尾要、貞方章男とともに予選ラウンドで姿を消してしまった。