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【WORLD】タイガーがD.ジョンソンの元キャディを起用

Golf World(2011年10月3日号) GW bunker NEWS

タイガー・ウッズがジョー・ラカバを新キャディとして起用することを発表する前は、ウッズとダスティン・ジョンソンが「ザ・プレジデンツカップ」でペアを組む可能性は低かった。だがラカバがウッズのキャディとなったことで、米国選抜の主将フレッド・カプルスがオーストラリアで行われるそのプレジデンツカップで(ウッズとジョンソンの)2人を組ませても、もうサプライズとはならないだろう。

ラバカは「プレーヤーズ選手権」でジョンソンのバッグを担ぐと、「ザ・バークレイズ」での優勝に貢献。また「全英オープン」では2位タイに入る原動力にもなった。そんなラバカが、「ザ・ツアーチャンピオンシップ」後にウッズにキャディとなることに。この発表は、「ザ・ツアーチャンピオンシップ」の最終日にジョンソンのスイングコーチであるブッチ・ハーモンにより最初に発覚し、同日遅くにウッズが正式にリリースした。

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情報を漏らしたハーモンは、コーチをしていたこともあるウッズに批判的。ウッズがジョンソンへの仁義を切らずにラカバを起用したことが理由だ。しかしこれは、同じくハーモンが指導するアダム・スコットがスティーブ・ウィリアムスをキャディとしたときに、ウッズにお伺いを立てなかったことと同じことだ。

当のハーモンは「一番気に食わないのは、T.W(ウッズ)がダスティンにジョーと話をすることを伝えなかったこと」とAP通信にコメント。「タイガーの行為にはややガッカリしている。でも驚いているわけじゃないよ」。

ところが、tigerwoods.com(ウッズの公式ホームページ)によれば、状況はまた違う様子。同サイトによると、初めに声をかけたのはウッズではなくラカバからというのだ。ウッズは同サイトに「(マネージャーの)マーク(・スタインバーグ)と僕は、色々な人からこの手の話を受ける。ジョーもその中の一人で、僕のキャディをしたいということを話しに来たんだ」と語る。「これは大事な決断だった。だから熟考した。また、そのころはプレーオフの最中だったから、大会が終わるまでは具体的は話にしなかった。ジョーと話をしたのはそれから。そして合意に達したというわけだ」。

今回の件で得をするのは、金銭的に恵まれている契約を結んだことが確実なラカバよりもウッズと言われている。マイホーム主義者のラカバだが、経験が豊富な一方で離散的でもあり、27歳のジョンソンよりもウッズの方に共通点が多い。また2012年はアメリカだけでなくヨーロッパでのプレーも予定しているジョンソンに比べ、ウッズは出場試合を絞るので、ラカバにとっては、コネチカット州の自宅で過ごす時間もより増えるだろう。

米国ゴルフダイジェスト社提携
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