打倒ベンタス? PGAツアー会場でグラファイトデザインの見慣れぬシャフトを発見
◇米国男子◇チャールズ・シュワブチャレンジ 事前(26日)◇コロニアルCC(テキサス州)◇7289yd(パー70)
テキサスシリーズの2戦目、コロニアルCCの打撃レンジで見慣れぬシャフトを発見した。「TOUR AD」の文字が入るから、グラファイトデザイン製なのは想像つくが、いったいどんな性能のシャフトなのだろうか。
見れば、赤と青とグレーがあり、それぞれHL、ML、LLという文字が入る。それ以外に商品名らしきものは見当たらず、チップ側に「Augmented AD」と書かれている。増強された、補強されたというような意味合いだから、よりしっかりしたツアーADということだろうか?
グラファイトデザインのスタッフをつかまえて話を聞くと、どうやらPGAツアーのパワーヒッターでも安定するような、“しっかりしたシャフト”だという。米国でも使用者の多い藤倉コンポジットの「VENTUS」にぶつけてきた形か。
赤のHLはハイローンチ(高弾道)、青のMLはミディアムローンチ(中弾道)、グレーのLLはローローンチ(低弾道)との意味があり、やはり赤が先調子、青が真ん中、グレーが元調子なのだろう。といっても、どれもしっかりした系統のシャフトなのは変わりなく、「かなり安定性を高めたモデルです。『(ツアーAD)FI』などとは性能は違います」とスタッフも語っていた。
すでに前週「ザ・CJカップ バイロン・ネルソン」から選手らはテストを開始していて、ケビン・ロイ、アダム・スベンソン(カナダ)、飛ばし屋のニール・シプリーらが食指を動かした模様。
中島啓太のバッグにもテスト用の「グレー」が入っていたので、感想を聞いてみた。
「いま使っているFIと同スペックなのですが、それからすると硬めでスピンは少なくなります。前に『ステルス2』のヘッドに入れていたプロトタイプシャフトに似ていて、けっこう気に入っています。つかまってスピンが入るヘッドが見つかったら、使いたいシャフト。むちゃくちゃハードな感じはあるので、青も試してみようと思っています」
久常涼のバッグの横にも「青」と「赤」がテスト用に立てかけてあった。非常に気になるグラファイトデザインの新シャフト。日本での展開はあるのか、はたまた米国だけの展開なのか。詳細が分かれば報告したい。(テキサス州フォートワース/服部謙二郎)