大望よりもコツコツと 「自分に期待しない」高橋しずくの個性
◇国内女子◇富士通レディース 初日(15日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉)◇6717yd(パー72)◇晴れ(観衆1998人)
プロ4年目で初めての首位発進。高橋しずくは「出来すぎなぐらい。パットがすごく入ってくれた」と満面の笑顔を向けた。9バーディ、1ボギーの7アンダー「65」は自己ベストスコアを2打更新。前半13番では10m、6番では14mをねじこむなど、フィールド1位の23パットが好スコアを支えた。
神奈川県出身の26歳。子どものころからゴルフと並行してスキーもたしなみ、検定1級の腕前を誇る。アクティブな面とは別に、絵を描くことが好きという一面も合わせ持つ。ヤーデージブックには自身の名前「しずく」をモチーフにデザインした、こだわりのイラスト入りのカバーを使用する。ちなみに名前は、スタジオジブリのアニメ映画『耳をすませば』に登場する『月島雫』に由来するそうだ。
今季はQTランキング5位でシーズンインし、3月の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(18位)でプロ初の予選通過。第3戦まで決勝ラウンドに進む順調な船出となったが、以降の25試合で14回の予選落ち。年間ポイントランキングは95位と、来季シード(50位まで)圏外のままシーズンは終盤に差し掛かかった。
そんなシーズンを振り返る自己評価は、思ったよりも高い。「最初からガンガン行くタイプではないので、割りと上出来だと思っています」という。来季の出場権に向けてもシードよりはファーストQT(1次予選会)への意識が強く、「それ(QT)に向けて残りのレギュラーの試合でいい感じをつかめたら」と話した。
「あんまり大きな目標を立てると“できるのかな?”と思ってしまうので…」と、もともと目標を高く設定しないタイプ。首位で滑り出した残り3日間に向けても「そんなに自分に期待しないで、目の前の一打に集中していきたい」と控えめな言葉が並ぶ。見上げるよりも、足元を見てコツコツと。首位に立っても同じ意識で歩を進める。(千葉市緑区/塚田達也)