練ランからバーディ量産 松山英樹は状態も上向き「ひさびさにアイアンが真っすぐ飛ぶから楽しみ」
◇米国男子◇チャールズ・シュワブチャレンジ 事前(26日)◇コロニアルCC(テキサス州)◇7289yd(パー70)
午前9時過ぎにコースに現れた松山英樹は打撃レンジで球を打った後、アウトの9ホールを回った。ドッグレッグするなどティショットの難度が高いホールが多い中、毎回のように球はフェアウェイをとらえていた。アイアンもピンに絡む場面が目立ち、練習ラウンドながらバーディを量産。明らかにショットの状態は良く、プレー中も笑顔が絶えなかった。
コースから上がってきた松山に調子をたずねると、「状態は上がっています」と即答。普段あまり口にしないポジティブな言葉が返ってきた。4月「マスターズ」以降は「キャデラック選手権」53位、「トゥルーイスト選手権」71位、メジャー「全米プロ」26位と思うような成績を残せていなかったが、前週のオープンウィークでつかんだものがあったという。
「しっかり球を打ち込んでいく中で最後に『こうかな』という感覚が見つかって。そのスイング動画を日本にいる黒宮(コーチ)に送ったんです。すると彼も全米プロを見て『こうしたほうがいい』というメッセージを送ろうとしていたようで、お互いの方向性が一致していたんです。それで『あ、そのスイングいいね』となって」
今週は実際に黒宮幹仁コーチと現地で合流。月曜日から2人はやり取りを重ね、つかみかけていたスイングはより確かなものになった。
「試合に入るまではいい状態を作れていることが多いですが、実際に試合になるとダメなことも多い。今のスイングの状態でどうなるか楽しみでもあり、これで崩れたらどうしようという不安もあります。でもひさびさにアイアンが真っすぐ飛んでいるので、ちょっと楽しみですね。いい感じでプレーはできそうです」
もっとも不安材料もある。「体の状態が良くなく、首が万全じゃない」と、この日は練習を早めに切り上げてコースを後にした。
この後はシグニチャーイベントの次週「ザ・メモリアルトーナメント(オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC)」、1週を空けてメジャー第3戦「全米オープン」(ニューヨーク州シネコックヒルズGC)と続くが、「ここはUSオープンやメモリアルとはまた雰囲気も違う試合。歴史ある大会ですし、やはりここで上位にいきたいし、優勝したいという気持ちもあります」と力を込めた。好結果を手にし、続くビッグイベントへと弾みをつけたい。(テキサス州フォートワース/服部謙二郎)