ザンダー・シャウフェレ 「全米プロ」連覇に挑む最新14本
◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 事前(14日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7626yd(パー71)
バルハラGC(ケンタッキー州)で行われた2024年の「全米プロゴルフ選手権」で、メジャー初優勝を果たしたザンダー・シャウフェレ。連覇のかかる大会に挑む、最新の14本をのぞいてみた。
ドライバーはキャロウェイの昨年モデル「パラダイム Ai スモーク ◆◆◆」を使用。1月の開幕戦「ザ・セントリー」では新作「ELYTE ◆◆◆」を投入していたが、3月にケガから復帰した後はAiスモークに戻っていた。
3Wは「ELYTE ◆◆◆」のHL(ハイローンチ)モデルを入れ、高さと操作性の両立を図っている。ネック調整機能のない接着式は、ツアー用のプロトタイプか。
その下の番手はもはや不動。信頼する「APEX UW」と「APEX TCB アイアン」、タイトリスト「ボーケイ SM10 ウェッジ」らは、それこそ全米プロ優勝時と同じヘッド。52度のウェッジだけ、昨年途中に「OPUS」に替わった。ボーケイのロブウェッジは、60度を1度寝かせた61度にしている。グラインドは「K*」という、ジャスティン・トーマスらが好む人気のソール。ワイドながらリーディングエッジ側が削られていて、オープンでもスクエアでも“両方いける”評判のソールだ。
そして、シャウフェレの代名詞ともいえる赤いツノ型パターも安定のバッグイン。長年使っていた赤い「オー・ワークス」と「トゥーロン ラスベガス」をミックスしたパターだ。2年前の変更時に「トゥーロンの硬い打感を生かしつつ、見た目を長く使ってきたオー・ワークスと全く同じにして、“いいとこ取り”をした感じかな」と語っていた。
会場のクエイルホロークラブは、昨年まで「ウェルズファーゴ選手権」(現「トゥルーイスト選手権」)が行われていた会場であり、シャウフェレは同大会で2023、24年に2位と、ここ数年コースとの相性はいい。全米プロ連覇の可能性は十分にありそうだ。
<ザンダー・シャウフェレの14本>
ドライバー:キャロウェイ パラダイム Ai スモーク ◆◆◆(10.5度)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナ PD(重さ70g台、硬さTX)
フェアウェイウッド:キャロウェイ ELYTE ◆◆◆(3HL 16.5度)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナ PD(重さ80g台、硬さX)
ユーティリティ:キャロウェイ APEX UW(21度)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナD+(重さ90g台、硬さTX)
アイアン:キャロウェイ APEX TCB(4~10番)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー(X100)
ウェッジ:キャロウェイ OPUS(52度)、タイトリスト ボーケイ SM10(57度)、タイトリスト ボーケイ SM10 ウェッジワークス(61度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー(X100)
パター:トゥーロンパター ラスベガス プロトタイプ 7CH