久常涼の最新WITB 使い慣れた「L字マレット」に戻して復調傾向
◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 事前◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7626yd(パー71)
PGAツアー2年目を迎えた久常涼。今季はトップ10に3回入り、フェデックスランキング70位とシード圏内(同100位以内)をキープしている。徐々にではあるがシグニチャーイベント(昇格大会)など大きな試合の出場機会も増え、成績も上向きだ。今季初のメジャーに挑む最新の14本をチェックしてみた。
2月「フェニックスオープン」で、1Wを契約するテーラーメイドの最新モデル「Qi35 コア)」に、3Wも「Qi35 TOUR」に替えていたが、その後、6番ウッドもQi35コアの7番(21度)にスイッチした。
同社ツアー担当によると「球を吹けさせられて、なおかつ240ydぐらいの距離が出せるフェアウェイウッドを探していたんです。その点、新しい7番ウッドは構えたときの顔と飛距離がマッチしました」とのこと。
アイアンは「P7CB」(4番)と「P7MC」(5番~PW)のコンボで長期政権に入りつつある。
一方で、ウェッジは56度と60度がタイトリストの「ボーケイウェッジ」に替わっていた。
そしてパターも、3月「プレーヤーズ選手権」から長年使ってきたオデッセイのL字マレット「 ブラックシリーズix #9」に戻していた。久常は「入らなかったから、なんでもいいやと思って替えました」と冗談を挟みつつ「でもエースに戻せてよかったです。入ったり入らなかったりはムラもありますけど(ともにトップ10に入った)2週よかった。結果に出ている気がします」と上向きな手応えを実感している。
「全米プロ」出場は2年連続2回目。昨年の18位以上の成績を残して、トップ100に向けての足固めをしたいところだ。
<久常涼のクラブセッティング>
ドライバー:テーラーメイド Qi35(10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット 24 VENTUS RED(重さ70g台、硬さX)
フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi35 TOUR(3番 15度)、テーラーメイド Qi35 (7番 21度)
シャフト:3W/藤倉コンポジット VENTUS TR BLACK(重さ70g台、硬さX)、7W/藤倉コンポジット VENTUS BLACK(重さ80g台、硬さX)
アイアン:テーラーメイド P7CB(4番)、テーラーメイド P7MC(5番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX 6.5
ウェッジ:テーラーメイド MG4(52度)、タイトリスト ボーケイSM10(56度)、タイトリスト ボーケイ SM10 ウェッジワークス(60度)
シャフト:52度/トゥルーテンパー プロジェクトX 6.5、56度・60度/トゥルーテンパー ダイナミックゴールド(S200)
パター:オデッセイ ブラックシリーズix #9
ボール:テーラーメイド TP5x(2024年)