ジェイソン・デイの最新WITB 「Qi35コアFW」をお試しかっ!
◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ◇ペブルビーチGL(6972yd)、スパイグラスヒルGC(7041yd、いずれもカリフォルニア州、パー72)
今季は「ザ・アメリカンエキスプレス」で優勝争いを演じて3位に入るなど、2年ぶりの勝利に期待がかかるジェイソン・デイ(オーストラリア)。契約フリーになって久しい彼の最新クラブセッティングをのぞいてみると、新旧入り乱れた15本が見つかった。
ピンのドライバー「G430 LST」は長期政権が続く中、昨年途中からシャフトを三菱ケミカルの「ディアマナWB(63 TX)」に替えていた。PGAツアーでも使用者の多い、いわゆるしっかり叩けるシャフトだ。
3番ウッドには「Qi10」を入れていたが、元々使っていたやさしい「SIM MAX」に戻した(シャフトはクロカゲ)。
一方でテーラーメイドの新作「Qi35フェアウェイウッド」がバッグイン。コアモデルに今作はネック調整機能がつき、デイはややロフトを立てたポジションに設定している。
7番ウッドは不動の「ステルス フェアウェイウッド」。フェアウェイウッド好きのデイ、コースによって3本のうちから1本を抜く。
アイアンも昨年は、「P760」→「ZX7 MKII」→「P770」→「P7TW」と目まぐるしく替わった。
そしてことしは一昨年の「ウェルズファーゴ選手権」で復活優勝したときに使用していた「P7MC」に戻した。シャフトも当時と同じKBSのCテーパーへ。癖がなくシャフト全体でしなるモデル。Xフレックスではなく、少し軟らかいS+にして、少しやさしい味付けにしている。
契約フリーになってからは、タイトリストのボーケイウェッジへの信頼が厚い。60度はSM10のプロトタイプ「ウェッジワークス」のLグラインド。Lはローバウンスの意。地面の硬いオーストラリア育ちのデイは、バウンスが少ないモデルを好む。
お決まりの“赤蜘蛛パター”と、集中力を高めるとされるマインドセットボール(ツアーB X)も継続。昔良かったクラブに戻った感のあるデイのセッティング。最終的にはやはり試合で信頼のおけるギアに集約されていくのだろう。
<ジェイソン・デイのクラブセッティング>
ドライバー:ピン G430LST(10.5度)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナWB(重さ63g台、硬さTX)
フェアウェイウッド:テーラーメイド SIM MAX(3番15度)、テーラーメイド Qi35(5番18度)、テーラーメイド ステルス(7番21度)
シャフト:3、7番/三菱ケミカル クロカゲ(80g台、X)、5番/三菱ケミカル ディアマナ WB(83g台、TX)
アイアン:テーラーメイド P790(4番)、P7MC(5番~PW)
シャフト:KBS Cテーパー125(S+)
ウェッジ:ボーケイ SM10(52、56度)、ボーケイ ウェッジワークス(60度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド(S400)
パター:テーラーメイド スパイダー イッツィービッツィー リミテッドレッド
ボール:ツアーB X<2024年>
*練習日のため15本入っています