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スケルトン窓がないぞ…これは果たして「Ai-ONEパター」なのか?

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ◇東京よみうりCC(東京)◇7023yd(パー70)

オデッセイの「Ai-ONEパター」がツアーで話題になったことに触発されて、ポチっと購入した方もいるだろう。10月ごろに男女ツアーで登場して以来プロの使用が増え、11月の「ダンロップフェニックス」では杉浦悠太が同パターの#5センターシャフトで優勝したのは記憶に新しい。男子ツアーの最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の練習グリーンでは、そのAi-ONEパターの見たことのないモデルが並べてあったので、気になったものをいくつか紹介しよう。

ズラーッと並ぶ濃紺ヘッドの中で、プロの関心を一番多く集めていたのがL字マレットのモデルだ。石川遼久常涼といったL字マレット好きが好みそうな「#9」形状で、こちらに目を付けたのが日本シリーズ初出場の小木曽喬。普段はオデッセイ「オーワークス 330M スラントネック」を使用しているが、スラントネック好きを公言しているだけあって、開閉しやすいL字マレットも好みの形状。すぐさま練習ラウンドに持って行き、「打感がパチンとしっかりしているので気に入りました。オフに、もっとこのパターで練習します」とお持ち帰り。通常のL字マレットよりもグースが入っていて、構えるとオフセットが利いているのが特徴だ。

もうひとつ気になったヘッドが、オデッセイ「TRI-HOT 5K THREE」の形をしたAi-ONEパター。こちらはソールにモデル名の表記がなく、スケルトン窓もないという、“いかにも”なプロト。フェース面の横にある青色のオデッセイロゴとホワイトホットインサートに入った溝(Ai-ONEパターによくある溝)を見ない限り、これがAi-ONEとは認識できない。キャロウェイのツアーレップ(用具担当)に聞くと、「トップラインが薄すぎてスケルトンの窓を入れられなかった」ということ。こちらは、一時期同じ形をしたパターを使っていた石川遼用に作ったという特注で、まさに最新機能が融合した一本だ。

それ以外にも、こちらも市販モデルにはない「#5」形状のAi-ONEパターのセンターシャフト。今まで「#5」のダブルベンドネックはあったが、センターシャフトは初お目見え。石川は上記のトライホットより、こちらのパターが気になっていた様子で、手に取って練習グリーンで試していたという。石川が現在使用しているエースパターのオデッセイ「ホワイトホットXG センターシャフト #7H」と同じセンターマレット型なので、今のストロークの感覚と合うのかもしれない。

女子ツアーでは「トライビーム」とAi-ONEの融合パターも見かけたが(上田桃子がお試し中)、もはや手を変え品を変え、いろんなカスタムでプロの心をくすぐるパターを作ってくるオデッセイ。上に挙げた三つのヘッドとも市販では売らないっぽいけど、L字マレットのAi-ONEパターなど商品化してくれたら、ポチっとしちゃいそうなんだけどなぁ。(編集部/服部謙二郎)

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