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手嶋多一も!? マキロイと同じ「スパイダーX」を人知れず投入

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ 事前(23日)◇芥屋GC(福岡)◇7126yd(パー72)

テーラーメイドのパターで名器といえば、発売から時間が経ってもいまだに使用選手のいる「スパイダーX」だろう。ロリー・マキロイ(北アイルランド)が長年使っているのは有名な話だ(2週前からスコッティキャメロンにスイッチした模様)。

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一見フェースバランスのようだが、ショートスラントネックのため実際はトウヒールバランスで、いわゆる“操作性のきくマレット”という触れ込み。その操作性とやさしさの絶妙なあんばいがクセとなり、一度手にするとなかなか他のパターに移れなくなってしまう選手が多い。現にマキロイも、他のパターに替えては結局スパイダーXに戻るというサイクルを繰り返している。

スパイダーXの誕生は2019年。カッパーと濃いブルーの2モデルで展開を始め、岩井明愛は昨夏からそのカッパーモデルを手にし続けている。20年に登場したチョークホワイトモデルは古江彩佳が長らく使用(こちらはシングルベンドネック)。21年には米国限定でシルバーカラーの「スパイダーX ハイドロブラスト」が登場し、元々ブルーを使っていたマキロイはハイドロブラストにスイッチした。キャロウェイに移籍する前のジョン・ラーム(スペイン)も、このハイドロブラストを愛用していたのは記憶に新しい。

そんなマキロイの使っているシルバーのハイドロブラストに目を付けたのが手嶋多一だ。「マキロイがパットしているのを見て『良さそうやなぁ』って思って、テーラーの方に『あのパターどんな感じか見てみたい』って冗談半分で言っていたんです。そうしたら本当にアメリカから取り寄せてくれて」と、昨年10月にその“マキロイモデル”が手嶋の手元に届いた。

「ヘッドは大型だけど、ああいうトウが下がるやつ(トウヒールバランス)がいい。今までピンタイプを使ってきたんですが、そのピン型に“後ろ”がついている感じが気に入った。お尻が長いのでボールを押せてラク」と話し、かれこれ10カ月近く経った今も手放せない様子。パターをころころ変える手嶋にしたら、今回は“長期政権”かもしれない。

手嶋のパターをマキロイのヘッドと見比べてみると、ソールのデザインが若干違い、カーボン部分はシルバーだった。このモデル、日本では売ってないと聞くと、なおさら欲しくなってしまうのはなぜだろうか…。

今回のスパイダーXしかり、海外ツアーの試合をよく見る手嶋にとって、強い選手が使うパターには目がないもの。実は「全米女子オープン」で優勝したアリセン・コープス使用のマレットパター「PING 2021 DS72-H」も、すぐにピンのツアーレップに注文。ヘッドが届いた今週の試合会場で早速テストをしていた。手嶋のクラブへの探求心は、シニアになった今も変わっていないようだ。(福岡県糸島市/服部謙二郎)

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