リプスキーが逆転でツアー2勝目 川村昌弘18位
「いま僕はココにいます」Vol.31中国編
人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・24歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に30以上。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。
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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、北京にいます。
前週、大阪で行われた日本とアジアンツアーの共同主管競技「パナソニックオープン」で4位タイに入りました。そこで巡ってきたのが、アジアンツアーと今度は欧州ツアーとの共催試合「ボルボ中国オープン」の出場権(前週大会5位以内の資格)。日本ツアーの「中日クラウンズ」はキャンセルして、23日(月)に中部国際空港から直行便で飛んできました。
「中日クラウンズ」は、好きなコースのひとつである名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースでの開催、地元・中部地方の試合とあってぜひ出たかったんですが…。今年はまだ欧州ツアーの試合に出ていなかったこともあり、思い切ってこっちを選びました。
日本はすでにエントリーを済ませていたため、急きょ欠場したことによる罰金10万円を払う羽目になりました。それもルールですから仕方ありません。まずはしっかり予選を通って、罰金を“チャラ”にしたいです!
会場のトップウィンG&CCからは、万里の長城が見えるんです。実際には自動車で40分くらいのところ。練習の合間にもちろん行ってきました。景色は雄大でしたが、上りのロープウェイや、急坂を下るコースターが怖いのなんのって…(笑)。中国は言葉の問題などでトラブルもありますが、めげずに頑張ります。
<今週のランチ>
コースで食べたポークライスのようなチャイニーズランチ。煮豚をのせたご飯です。スープがついて120元(約2069円)でした。味は……微妙!
- 川村昌弘Masahiro Kawamura
- 1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
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