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2023年 ソウダルオープン
期間:05/11〜05/14 場所:リンクフェンインターナショナルGC(ベルギー)

「いま僕はココにいます」Vol.167 ベルギー編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・29歳。2012年のプロデビューから活躍の場を海の向こうに求め、キャリアで足を運んだ国と地域の数は実に70に到達した。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕はアントワープにいます。

今週の欧州ツアー(DPワールドツアー)はベルギーでの「ソウダルオープン」。前週の「イタリアオープン」が行われたローマからブリュッセルに直行便で飛び、空港からレンタカーで1時間弱、走って来ました。

イタリアでは予選落ちしてしまいました。週末がぽっかり空き、せっかくの機会なのでトレビの泉を見に行きました。コロナ禍も落ち着いてすっかり観光客で大賑わい。活気が戻って来たようです。

ベルギーと言えば、現在のツアープレーヤーの第一人者といえるのがニコラス・コルサーツ選手です。練習中に一緒に写真を撮りました。欧州ツアーでは3勝、かつては飛ばし屋として名を知らしめた彼も40歳。以前から仲良くさせてもらっていますが、立ち姿からカッコよくて、寡黙な人柄で、空き時間にはテラスで読書をしているようなイケメンです。

開幕前のプロアマでゲストの方との話題にもなりましたが、ベルギーでは土地によってフランス語、オランダ語、ドイツ語が入り乱れるそう。コルサーツ選手は英語やオランダ語、イタリア語も操るといいます。去年は原発性膜性腎症という腎臓病を発症して戦列を離れましたが、元気にツアーに復活してくれました。

さて、欧州ツアーは来週お休みですが、僕は英国に向かいます。週明けの16日(火)に、6月のメジャー「全米オープン」(カリフォルニア州ロサンゼルスCC)の出場権がかかる予選会があるのです。1日で36ホールを回るタフな戦いは例年通り、ロンドン郊外のウォルトンヒースGCが会場。今年は8月に「AIG女子オープン」(全英女子)が開かれます。

ウォルトンヒースは内陸部にあり、海沿いではないのですが、つくりはリンクスコースと言っておかしくありません。全体的にはフラットでポットバンカーや、入れると厄介なヒースのブッシュも点在します。ティの位置によって難易度が変わるとはいえ、背の高い木があるわけでもなく、狙いがすごく絞りにくい。

特にティショットは落としどころが見えない、分かりにくいホールもいくつかあって「どこがフェアウェイのセンターなんだろう…」と惑わされること、2打目地点に行ってみたら「ナイスショットだったのにラフに入っていた…」ということが多くあります。事前のコースチェック、経験がモノを言うゴルフ場のひとつでもあるのです。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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