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2021年 ケニアオープン
期間:03/18〜03/21 場所:カレンCC(ケニア)

「いま僕はココにいます」Vol.108 ケニア編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・27歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、キャリアで巡った国と地域の数は実に70に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いまぼくはナイロビにいます。

前週のカタール・ドーハからケニアの首都までは直行便で。約6時間のフライトで景色がまったく違うものになりました。ホテルの部屋からの眺めが壮観! 隣接しているナイロビ国立公園にいる動物たちがたくさん見えます。追いかけっこしている鹿、水辺のサイにゾウにカバ…。こういう宿もなかなか珍しいです。

さて、今週は18日(木)から21日(日)にカレンCCで行われる「ケニアオープン」に出場します。そして次の試合は同じ会場での「ケニアサバンナクラシック」ですが、こちらは23日(火)から26日(金)までの日程。つまり、試合と試合のあいだが1日しかありません。

2試合目の「サバンナクラシック」のほうは、3月上旬のオマーンでの試合がコロナ禍で中止になったことで、急きょ新設された試合です。通常の木曜スタートだと、選手は1試合目の「オープン」を終えてから3日間(予選落ちしたら5日間)、また同じコースでの大会に備えることになるため、欧州ツアーがすぐにプレーできるよう配慮してくれました。

9日間で2試合が組まれる日程は、今後においてもありがたい。試合後にケニアからどこに入国しても今は隔離をしなくてはなりません。隔離期間は早く始まれば、当然早く終わるわけですから、次の試合にも備えやすくなります。このへんの臨機応変な対応はさすがだなと思います

カレンCCはとてもクラシックなつくりで、僕好みのコース。フェアウェイがとにかく狭く、「ここに刻もう」と思うエリアも横幅が約20ydちょっとしかありません。芝質はグリーンがベント、フェアウェイは日本にも多い高麗芝のような感じ。ただラフが、つんつんしたキクユ芝でボールが沈むと突然難しくなります。南アフリカのコースにも多い組み合わせですね。

練習場に行こうと思うと牛の行列ができていたり、パッティンググリーンも1面しかなくて選手でごった返したり。近代的な中東のゴルフ場などとは趣きもだいぶ違いますが、こんな牧歌的な雰囲気も僕は大好き。2試合、楽しみながら頑張ります。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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