「いま僕はココにいます」Vol.83 サウジアラビア編
2020年 オマーンオープン
期間:02/27〜03/01 場所:アルモウジG(オマーン)
「いま僕はココにいます」Vol.84 コスタリカ、オマーン編
人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・26歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に40に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。
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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、マスカットにいます。
今週は「オマーンオープン」に出場します。来週のカタールと合わせて2連戦。去年と同じ中東シリーズになりました。
直近の試合である「サウジインターナショナル」を終えてから3週のオフをとりました。僕は4週連続出場を最長にして、休養に入るようにしています。バッグが傍にあるとゴルフをしたくなってしまうので、そのうち1週間はクラブを握らないようにしてリフレッシュ。それでも旅はやめられません。期間中、実はアメリカ大陸に行ってきました。
アメリカ西海岸にあるタイトリストのセンターでクラブテスト、フィッティングをする前にメキシコ、コスタリカ、コロンビアで旅行。それぞれ初めて訪れた国でした。なかでもコスタリカの首都サンホセで行ったコーヒー農園が印象的。あのスターバックスの自社農園です。
盆地にある、香り漂う農園は、コーヒー豆の栽培や収穫の様子、焙煎前までの生の豆を見学でき、製造過程を実際に学ぶことができます。もちろんカフェもありました。ちなみに僕もコーヒーが好きですが、実際に飲むのはもっぱらラテ。薄いアメリカーノならいけますが、深煎りのブラックは厳しい…。もうちょっと“修業”が必要かな。
〈オマーンでの生活〉
さて、アメリカから日本、マレーシアを経由してやってきたオマーン。大会が用意してくれる高級な宿泊施設には昨年泊まったので、今年は自前で安くホテルを取りました。マスカットは治安もそれほど悪くないとのことで、レンタカーで出勤しています。会場のアルモウジGはリンクスコースで、コンディションもすごくいい。好成績を出せるように頑張ります。
- 川村昌弘Masahiro Kawamura
- 1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
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