GDO社員の女ひとり放浪記 ~秋なのに夏泊~
2019年 ターキッシュエアラインズオープン
期間:11/07〜11/10 場所:ザ・モンゴメリー マックスロイヤル(トルコ)
「いま僕はココにいます」Vol.75 トルコ編
人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・26歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に40に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。
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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、アンタルヤにいます。
今週は欧州ツアー「ターキッシュエアラインズオープン」に出場します。中国・上海での「WGC HSBCチャンピオンズ」を終え、すぐに韓国ソウル経由で、トルコに初めてやってきました。首都イスタンブールで飛行機を乗り継ぎ、南西の街アンタルヤに到着です。
2013年に始まったこの試合は海岸線のリゾートコースで行われ、隣接する豪華ホテルの部屋を出場選手に提供してくれます。1泊なんと約5万円! なんて素敵な試合…。けれど、宿泊費の出ない帯同キャディのことや、せっかく来た街並みを見て回りたいことを考えて、僕はレンタカーを借り、あらかじめ別のホテルをネット予約してきました。
空港近くのララという下町のホテルをチョイス。街灯が少なくて、ちょっとアブなそうな雰囲気もありますが…1週間、ふたりでなんと約5万円! 欧州のほかの国々に比べると物価も安いトルコならでは、です。
ララはコースまで車で30分、アンタルヤの歴史ある石畳が続くオールドタウンまでも30分という好立地。中東色の強い道沿いの景色を眺めながら、さっそく近くのデュデン滝などを散策しました。色鮮やかな鳥と記念写真も撮ってきました(2000円くらい取られた!)
欧州ツアーの今季は残り3試合。ポイントランキング(レース・トゥ・ドバイ)上位50人が進む最終戦「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」を目指す最後のレースが始まります。会場のザ・モンゴメリー マックスロイヤルは先週のハザードの多かった中国のコースに比べると、スコアがもっと伸びそうな予感。バーディ合戦についていけるかがポイントになると思います。15アンダー出してもトップ10に入れるかどうか…。
実力者が集まるロレックスシリーズ。1日でも良いスコアが出せたり、好結果を残せたりしたら自信にもつながると思うので頑張ります。
〈今週のディナー〉
本場のケバブを求め、アンタルヤのオールドタウンにある駐車場のおじさんに聞いて老舗のお店に行ってきました。看板には1885年創業の文字。薄切り肉がとてもおいしかったです。25トルコリラ(約473円でした)。ホントに安い‥。
- 川村昌弘Masahiro Kawamura
- 1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで