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「いま僕はココにいます」Vol.15 スリランカ後編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・24歳。2012年のプロデビューから5年間で巡った国の数は20以上。活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。世界を旅することこそが、幼い頃からの夢だった。傍らにはキャディバッグと小さなスーツケース。ゴルフで旅する渡り鳥の経路を追っていこう。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、キャンディにいます。

前回お伝えした、スリランカの旅の後編です(前編はこちら)。西海岸の都市コロンボから内陸部へ。アジアンツアーで親交のあるミスン・ペレラ選手に案内してもらい、ディープな旅をしてきました。

キャンディは歴史深い土地。仏教伝説が数多く残され、この町全体と、ダラダー・マーリガーワ寺院にある「仏陀の歯」が世界遺産に指定されているんです。さらに北に100kmあまり行ったシーギリヤという町も世界遺産。5世紀にジャングルの中に造られたシーギリヤ・ロックという、巨大な岩の宮殿の遺跡です。

岩山の周りに設けられた階段を歩いて上り、高さ約200mの頂上へ。初めて自分が高所恐怖症なんだと分かりました…。高いビルや観覧車はなんてことないんですが、足の下から風が吹く階段は怖いのなんのって。それでも登り切れば、最高の景色(一番上の写真)がひろがっていました。

今回、案内役を買って出てくれたペレラ選手は、いつもニコニコしているナイスガイ。アジアンツアーでは昨年シードを落としてしまいましたが、みんなから愛されています。コロンボからシーギリヤまでは高速道路がなく、150kmあまりを5時間かけてドライブ。その間ずっと「退屈していないか?」「体は大丈夫か?」と気にかけてくれました。道中では露店に立ち寄り、ローカルフードや珍しい果物に挑戦させてくれたりして…。赤いバナナを食べたのは初めてでした。

スリランカの旅は彼の人柄があって楽しむことができました。ゴルフを通じて知り合った異国のプロの仲間と、ゴルフを目的にしない旅をするのは、なかなかできることではありません。「僕の国を紹介したい」と言ってくれたことが本当にうれしかったし、これが自分の生き方なんだと改めて実感することができました。

6月25日に24歳になりました。今年もよろしくお願いします。

<今週のブレックファースト>
スリランカの伝統的な朝食です。パンを真ん中の豆のカレーをつけて食べます。ナンではないところがインドとは違うところ。カレーも油分が少なく、とてもヘルシー。ココナッツの香りもするので、タイ料理にも近い感じがしました。飲み物はスリランカといえば紅茶です。滞在中はミルクティばかり飲んでいました。

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旅人ゴルファー

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川村昌弘
川村昌弘(26)Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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