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<佐渡充高の選手名鑑 75>リッキー・ファウラー

■ ファウラーはPGAツアーの“顔”

リッキー・ファウラー(24)は今や米PGAツアー新世代の“顔”といっていい。鮮やかな色使いのウエアやモップヘアは子供たちからも圧倒的人気で、彼をそっくり真似たファウラー・スタイルで観戦に訪れるファンが急増している。タイガー・ウッズは、最終日に赤のシャツを着ることがお決まりだが、彼は母校オクラホマ州立大学のスクールカラー“オレンジ”のウエアでキメる。また彼のキャップは毎試合のようにメッセージボードの役割も果たしている。ツアー仲間のジェロッド・ライルが白血病で再入院した時には、激励の思いを込めて彼のイニシャルを、子供の頃からの恩師が逝去した時には感謝と追悼のメッセージを、スタート前に思いを込めて書き入れ試合に挑むのだ。そしてファウラーのツイッターでおなじみの決め台詞「Go time」(さあ、行くぜ!)と出陣するのだ。昨年のこの試合で初優勝を挙げた時、世界中のファンはその呼びかけに一斉に応え、フォロワーは30万以上だったという。ベン・クレインバッバ・ワトソンハンター・メイハンと、チャリティのために結成したユニット「ゴルフ・ボーイズ」での歌って踊るパフォーマンスもYoutubeで大評判。ゴルフのイメージに新風を吹きこんでいる。

■ ウルトラ・アグレッシブプレー

昨年の今大会はロリー・マキロイD.A.ポインツの3選手によるプレーオフだった。ファウラーはクリークに近い左手前のピンをデッドに攻め、一歩も引かない超攻撃的なプレーで勝利を手繰り寄せた。このウルトラ級の攻めゴルフこそが彼のスタイルだ。今年は「アーノルドパーマーインビテーショナル」でタイガーとの一騎打ちになると、2オン可能な16番(パー5)でピンをデッドに狙った。しかし、失敗して3位に甘んじてしまう結果に終わったが、”デッドorアライブ”、プロゴルファーとして魅せるゴルフに徹し勝負に挑む姿は鮮烈な印象を残した。振り返れば2009年プロに転向して2戦目のフライズドットコムオープンでもホールインワンを含むイーグル3回は衝撃的だった。これからもリスクを恐れぬワイルドなプレーでファンをドキドキさせてくれるだろう。

■ 自宅はフォーサムのアニマルハウス!?

ファウラーの傍らでいつも見守っているのは、ガールフレンドのアレキサンドラ・ブラウンだ。彼女はPGAツアー3勝、昨年の全米シニアオープンの優勝者オリン・ブラウンの長女だ。各地を転戦するというツアーライフを理解し、ともに戦ってくれる頼もしい理解者でもある。また、可憐な彼女とお似合いのカップルだ。フロリダ州ジュピターに4ベッドルームの家を購入。引っ越しと同時に彼女とスイートな新生活をスタートするものと思っていたのだが、想像とは全く逆の、“アニマルハウス”だというのだ。ファウラーは彼女ではなく、大学時代からのゴルフ仲間3人とフォーサムで暮らしはじめていた。大学時代のチームメートであるモーガン・ホフマンは昨年QTに合格し、今季は一緒にツアーを転戦中。3月のタンパベイ選手権で単独3位フィニッシュとメキメキ頭角をあらわしているキャメロン・トリンゲールは、転居前(ラスベガス)からの同居人。ソニーオープンで3位タイと素晴らしいツアーデビューを果たしたスコット・ラングレーの4人である。アニマルハウスについて聞いてみると「テレビゲームはファウラーの部屋・・・などルールがあって、休日はみんなで思いきり楽しく過ごしている。でも男4人でむさ苦しく、散らかり放題」だそうだ。彼らは大家のファウラーに月々家賃を払っているが、経費節減もさることながら、互いに助け合い、励まし合って頑張ろうとこのアニマルハウスでの合宿生活に至った。この合宿の切磋琢磨で、同居人4人の優勝争いが起こっても不思議ではない。

■ クォーター・ジャパニーズ

母方の祖父はタナカ・ユタカさんという日系米国人。祖母はネイティブアメリカン、ナホバ族のジーン。その娘リン(ファウラーの母)は日本人とナホバ族のハーフ。リンと結婚した米国人ロッド・ファウラー(ファウラーの父)は著名なダートバイカーだった。現在はトラッキングカンパニー(レース関係)を経営し、かつては妻リンと、バンで全米各地のレース場を転戦し、ロッドは、1986年の「バジャ100レーシング・フォア・ヤマハチーム」で優勝の経験がある。その二人の間に生まれたのが、長男リッキーと妹テイラーだ。つまり2人は日本の血を受け継ぐクォーターなのだ。ファウラーは日本人の血が流れていることを誇りに思い、日本に親しみと強い関心を抱いている。そんなファウラーの愛車は、フルチューンナップした漆黒のNISSAN GT-R。こんなところにも日本びいきが表れている。

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佐渡充高(さどみつたか)
ゴルフジャーナリスト。1957年生まれ。上智大学卒。大学時代はゴルフ部に所属しキャプテンを務める。3、4年生の時に太平洋クラブマスターズで当時4年連続賞金王に輝いたトム・ワトソンのキャディーを務める。東京中日スポーツ新聞社を経て85年に渡米、ニューヨークを拠点に世界のゴルフを取材。米国ゴルフ記者協会会員、ゴルフマガジン「世界トップ100コース」選考委員会国際評議委員。元世界ゴルフ殿堂選考委員。91年からNHK米ゴルフツアー放送ゴルフ解説者。現在は日本を拠点に世界のゴルフを取材、講演などに飛び回る。

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