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PGAツアー連勝記録を「7」に伸ばしたタイガーにインタビュー!

タイガー・ウッズはこの優勝で、「ビュイックインビテーショナル」初の大会5勝を挙げました。これで、タイガーがPGAツアーの同一大会で5勝以上を挙げたのは3つ目。他の2つは、WGCイベントの「WGC CA選手権」と「WGCブリヂストンインビテーショナル」です。さらに、大会初の3連覇は最終日に「66」というロースコアをマークしての素晴らしいものでした。

タイガー・ウッズ
「これだけロースコアで周る必要はないと思っていました。優勝スコアは13アンダーぐらいだろうと思っていたら、今日はかなりスコアが伸びましたね。皆が13アンダーぐらいで並びました。9番でのイーグルで、波に乗ることが出来ましたね。それでも、バックナインでは毎ホールでバーディを狙っていく必要がありました。」

記者
「中盤トップと2打差でしたが、9番のイーグルでトップに並んだのは判っていましたか?」

タイガー・ウッズ
「そうですね、9番に来てトップと2打差ということは知っていました。イーグルで並んだと思いますが、それは一時的だったと思います。そこで安心するのではなく、もっとスコアを伸ばす必要があると判っていました。パー5では、絶対にバーディを取らなくてはと思いましたね。」

記者
「これで、PGAツアー7連勝達成です。数々の記録の中でも、今回はどうですか?」

タイガー・ウッズ
「それはもう最高の気分ですよ。」

記者
「大きな意味を持つのでしょうか?」

タイガー・ウッズ
「実際に優勝争いをしている時は、記録の事は意識せずに淡々としているものです。多分時間が経てばその重みを感じると思いますが、今は、さらに良いゴルフが出来るように努力を続けるだけです。」

記者
「あなたも親しいペイトン・マニングは、来週スーパーボウル出場し、テニスのフェデラーは全豪オープンで優勝しました。トップレベルのアスリートと言うのはどうして肝心な所で威力を発揮できるのでしょうか?」

タイガー・ウッズ
「私にとっては、トップレベルで戦うこと、そして、その位置をキープするためのチャレンジが楽しくて仕方ないんです。優勝したときに味わうあの気持ちは一度経験したら病み付きになります。もう一度勝ちたいから一生懸命努力するわけです。」

タイガーの優勝決定直後、今週テレビ中継の解説を担当していたニック・ファルドに話を聞くことが出来ました。ファルドは、タイガーの7連勝が2006年の7月から続いていることを指摘し、これほどまでに長い間、トップレベルのゴルフと、集中力を持続できるというのは、人間技とは思えないと語っていました。メジャー6勝しているファルドからみても、いかにタイガーの精神力が素晴らしいかが伺えます。

これで7連勝達成。気になるのは、次に8連勝を狙うのはどの大会か、ですが、この先のタイガーのスケジュールはどうなっているか。タイガー・ウッズの公式ウェブサイトによると、アメリカでの次の出場予定は、2月21日から始まる「WGC アクセンチュアマッチプレー選手権」です。ただ、それまでの間に、中東での「ドバイデザートクラシック」に出場します。「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」には出場しませんが、マッチプレーの前の週に行われる、「ニッサンオープン」に出る可能性もあります。ただ、この「ニッサンオープン」、出場するかしないかはとても微妙な線なのです。と言うのも、タイガーがまだ勝っていないPGAツアーイベントの中では、「ニッサンオープン」が最もラウンド数が多く、彼にとっては鬼門とも言える場所です。

連勝記録を伸ばすことがタイガーにとってどれだけ重要なのか、次に出場を選ぶ試合で判りそうです。これは、タイガーの過去の成績を踏まえてのシナリオですが、「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」で8連勝、次は3月の「アーノルド・パーマーインビテーショナル」、そして、得意とするWGCイベントの「WGC CA選手権」で10連勝。となると、バイロン・ネルソンの11連勝には、「マスターズ」で挑むことになります。

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