リッキー・ファウラーが驚きのパター変更
リッキー・ファウラーが3Dプリントで作られたパターに変更
2017年にパッティングのストロークゲインドでトップの座に君臨したリッキー・ファウラー。2019年も同ランク13位と上位をキープするが、2021年になると同ランク126位にまで落とした。
10月7日から10日まで開催された米ツアー「シュライナーズチルドレンズオープン」の練習ラウンドで、ファウラーはバッグに3本のパターを入れてプレーしているところを目撃された。いつも実戦で使用しているスコッティキャメロン、コブラのキングビンテージスポート45パター、そしてプロトタイプのスポート45の3本である。
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コブラのツアーオペレーションマネジャーであるベン・ショーミンは、この一風変わったパターについて、次のように述べた。
「これは3Dプリントされ、仕様に合わせてミリングされたスポート45のヘッドです。このモデルは通常、3Dプリントも仕上げのミリングもされません。我々が販売しているモデルとそこまで変わりませんが、微調整にちょっとした技術を使用しています。SIKフェース技術も同様に利用しており、スイングウェートを調整するヒールとトゥのウェートポートも利用しています」
ショーミンはこのプロトタイプパターについて、パターフェースのロフトがフェース上部から下部にかけて減っていくSIKのディセンディング・ロフトフェース・テクノロジーを使用していると言及した。より詳しく説明すると、SIKのパターフェースには、4つ異なる平面がミリングされており、これら平面のロフトが1度ずつ(4度から1度まで)低くなっていくことで、転がりと距離感に一貫性をもたらすのである。
パターをプリントアウトした素材は、ショーミンによると標準的なステンレス鋼ではないという。「これは316ステンレス鋼でプリントされました」とショーミン。「こう言うと、303/304と316の違いは何か?という質問が出るでしょうね。物理的特性の見地から言うと、これらはほぼ同一です。316の方が、若干高価で、耐食性を高めるためモリブデンが添加されていますが、打感は変わりません。316の方が3Dプリントにより適していたので、こちらを採用しました」
(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)