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ドライバーの長さを46インチ以下に規制 競技ゴルフにローカルルール追加

世界のゴルフ規則をつかさどる全米ゴルフ協会(USGA)とR&Aは12日、プロゴルフ及びトップアマチュアの公式競技におけるクラブの長さを46インチ以下(パターを除く)に制限するモデルルールを発表した。各大会、ツアー等がローカルルールとして採用できる。2022年1月に施行する。

ゴルフ規則(付属規則II、1c)ではクラブの全長を18インチから48インチ(パターを除く)に定義している。今回の「モデルローカルルール G-10」を採用した競技では、ゴルファーが46インチ(0.2インチの誤差は許容される)を超えるクラブで球を打った場合は失格となる。なお、ラウンド中にキャディバッグに入っていても使用しなければ罰はない。

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USGAとR&Aは今年2月、ゴルファーの飛距離増長に伴う用具規制を業界全体に提案した。飛距離が伸びることで、ロングヒッター有利の傾向が強まりゴルフ本来の楽しみが損なわれるという見方、現存のゴルフ場の維持が難しくなるという懸念によるもの。USGAはリリースで「ゴルフメーカー、選手、プロツアー、ギア製造者からの意見を募り、慎重に検討した結果、新ルールの決定に至った」とした。

また、規則内には「このルールは高いスキルを持つプレーヤー(プロ選手やエリートアマチュア)の競技においてのみ採用されることが推奨される」と記した。

USGAのマイク・ワン最高責任者は「このルールはあらゆる飛距離に関する問題に対する“答え”ではありませんが、競技のひとつのオプションになります。これは(一般的な)ゴルフ規則ではなく、アベレージ、リクリエーションゴルファーに義務付けられるものではありません」と、あくまでトップレベルに通じる競技ゴルフ向けの提案であることを強調した。

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