自身の復活に専念するタイガー・ウッズ
A・スコットがS・ウィリアムスとのキャディ契約解消を発表
アダム・スコットとキャディのスティーブ・ウィリアムスは、現地17日(水)にキャディ契約の解消を発表した。
50歳のウィリアムスは、2011年の夏からスコットのキャディを務めた。だが、昨シーズン序盤には、キャディ業務にあてる時間を削り、ニュージーランドで家族と過ごす時間を優先したいと話していた。
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スコットは、「私達2人にとって、優先すること、そして人生におけるステージが異なることから、今がパートナーシップを解消するベストなタイミングと判断しました」という声明文を発表。
ウィリアムスがキャディとなって以降、スコットはPGAツアーで4勝を記録。その中にはキャリア初のメジャータイトルとなった2013年の「マスターズ」も含まれる。またスコットは、今年の初めに世界ランキング1位にも上り詰めた。
スコットはウィリアムスについて、「スティーブは、念願だった目標を叶えられた時期を支えてくれた掛け替えのない仲間。彼の献身性、それにプロフェッショナリズムは完璧で、彼との友人関係は非常に大切なもの」と語った。
ウィリアムスはこれまでグレッグ・ノーマン、レイモンド・フロイドのキャディも務め、タイガー・ウッズが記録しているメジャー14勝中13勝をあげた大会でバッグを担いだ。今シーズンの初めには、2014年以降はパートタイムでキャディを続けようと思っていると話していたが、数週間前にスコットと話し合った結果、元世界ランク1位のニーズには合わなかった。
ウィリアムスの声明は以下:
「アダムと今後について話し合った時、私のプランが彼の要求するところにフィットしなかったのがハッキリと見て取れた。それでパートナーシップ解消という結論に至った。オーストラリア人として史上初の『マスターズ』王者となった彼のキャディを務められたことは、自分のキャリアのハイライトでもあり、一生大切にする思い出にもなった。今後、適切なタイミングで機会があれば、パートタイムでキャディを続けることも考える」。
ウィリアムスの後任キャディは未定だが、スコットは来月日本で開催される「日本オープン」に出場予定。アジアとオーストラリアで開催される大会期間中は臨時のキャディを雇い、その後2014-15シーズンを共に戦うキャディを決めると見られている。