大舞台ごとに増していく「20歳」の存在感
2014年 ザ・プレーヤーズ選手権
期間:05/08〜05/11 場所:TPCソーグラス(フロリダ州)
世界ランク1位を前に複雑な心境のA.スコット
2014/05/12 13:18
By Brian Wacker, PGATOUR.COM
TPCソーグラスでの「ザ・プレーヤーズ選手権」最終日、アダム・スコットは2アンダーの「286」を記録。世界ランキング1位にあと一歩のところで及ばなかった。
(スコットが世界ランク1位になるには)今大会で16位かそれ以上の成績が必要だったが、彼は結局、38位タイでホールアウト。
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とはいうものの、スコットの世界ランク2位は一時的なものになりそうだ。来週の月曜日には世界ランキングの1位に立つ予定だ。
「違和感があるよね」と、最終日を「73」で回ったスコットは言う。「いいプレーをして素晴らしい結果を得てから、1位になりたいと思うじゃないか。でも、そういうシステムなんだよね」。
「だけど(世界ランク1位になるのは)今の僕にとって一番大事なことじゃない。僕はいいプレーをして、次のビッグイベントに備えようとしてるんだ」。
スコットの次の試合は5月末に行なわれる「ザ・メモリアルトーナメント」の予定ではあるが、その前にもう1試合への出場を示唆している。
それはおそらく、2週間後の「クラウンプラザインビテーショナル」になるだろう。そうなれば彼にとって2011年以来の出場となる。
「数日は休みを取るだろうね」というスコット。「(「ザ・プレーヤーズ選手権」では)かなり自分を追い込んでいたと思う。練習場に行ったり、ゴルフコースで自由にやるよりも、少しプレーをした方がいいと思うんだ。まだわからないけど」。
「(今週は)かなり頑張ったけど、あまりいい成果は得られなかった。ラウンド後は練習に打ち込んだりと、あまりにも完璧でいようとしてたんだ」。
世界ランク1位になるのはスコットにとってこの上ない“名誉”になるだろうというが、彼が目を向けるのはあくまでも優勝争いに再び加わることだ。
スコットは今年3月の「アーノルド・パーマーインビテーショナル」で2位に3打差をつけて最終日に臨んだが、「76」と崩し3位に終わった。
次のチャンスはそれから3週間後の「マスターズ」で訪れた。3位タイで決勝ラウンドに進んだが、第3ラウンドで「76」をたたいて優勝争いから外れた。
「これだけ近いところにいながら世界ランキング1位になれなければ、がっかりするだろうね」と、スコット。彼はまた、今季初の優勝も目指している。「だけど今年は世界ランク1位になることよりも『全米オープン』で優勝したいんだ」。