初の世界No.1の可能性 B.ワトソンが「マスターズ」以来の参戦
2014年 ザ・プレーヤーズ選手権
期間:05/08〜05/11 場所:TPCソーグラス(フロリダ州)
フィンチェム:TPCソーグラスのグリーンは問題ない
「ザ・プレーヤーズ選手権」の為に準備を進めている選手たちは、TPCソーグラスのスタジアムコース上のダメージを受けたグリーンをうまく乗り切るだろう、と米国ツアーのコミッショナー、ティム・フィンチェムは火曜日に述べた。
月曜と火曜の練習ラウンド時、4番、11番そして12番のグリーンはクローズされていた。そこにはできるだけ足を踏み入れないようにし、(グリーンの)回復に充分な時間を取り、木曜のオープニングラウンドで選手がプレーすることが出来る状態に持って行きたかったからである。
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しかし、水曜には限られた時間だけ開放されることになっている。
グリーンがダメージを受けたのは、3月の寒さや化学薬品の問題等いくつかの原因が考えられる。しかし米国ツアーのオフィシャルは、参加選手達にコースの問題点を予め伝えておき、(選手達が)状況を理解した上でコースに到着できるようにした。
「選手達は、何とか理解し、承諾してくれている状態」とフィンチェム。「140数人の選手達がコースに集まるとなれば、意見もそれぞれだと思うよ」と続けた。
「大会を立ち上げるに当たっては完璧を求めるし、勿論今の私達もそれに取り組んでいる。いくつか不完全な部分があるが、選手達が問題ないと言ってくれれば、そこまで悪くはないといえるだろう」。
フィル・ミケルソンは火曜日に、(4番、11番、12番の)グリーンは問題にはならないと述べた。
「大丈夫だよ」とミケルソン。「完璧なものなんてないから。仕方がないことだよ。グリーンは大丈夫、充分プレーできる。みんなあそこでプレーできたし、何の問題もないと思うよ」
「今の状態だと、グリーンはいつものように硬く、速くすることはできない。柔らかくて少し遅くなるから、良いスコアが出せるだろうね。でも皆に同じチャンスがあるわけだから、あまり関係ないよ」と続けた。
グリーンは先週、寒気がフロリダの北東エリアを襲うまでは回復に向かっていた。しかし日曜からの温暖で雲ひとつない快晴の天候が、グリーンの回復を促進した。
「メンテナンススタッフ達の努力と良い天候によって、競技しやすく、公平なコースコンディションを作り上げることができると楽観視している」とコミッショナーは述べた。
「問題ないでしょう」と続けた。
ゴルフチャンネルのマーク・ロルフィングは火曜日、問題のグリーンを見てフィンチェムに賛成した。「あの被害を受けたグリーンが、大会の結果に影響を及ぼすとは思えないね」とロルフィング。
同じくゴルフチャンネルのブラッド・ファクソンはこう述べた。「多くの選手達は月曜に、グリーンはゆっくりだったとコメントしていた。ジョン・ロリンズの姿勢と考え方は見習うべきだね。彼はこう僕に言ってきたよ。『僕たちは1000万ドルの賞金をかけて戦うんだよ。泥の上だろうとパットを決めて、ハッピーになるんだ』」
「『ザ・プレーヤーズ選手権』は2007年から5月に開催されるようになった。それ以来、毎年ゴルフコースの準備に奮闘しているよ。グリーン下のヒーターや、冬季シーズンはコースの閉鎖など、大会の準備に力を注いでいるよ」とフィンチェム。
彼は、コースの役員たちがTPCソーグラスの芝の耐久性に着目しているおり、現在ミニベルデ・バミューダ芝のコースは2015年の「ザ・プレーヤーズ選手権」開催後、ティフイーグル芝に張り替えられることが90%確定したと話した。ティフイーグル芝は、姉妹コースであり、Web.comツアー選手権を開催している、ダイズバレーコースに現在植えられているものである。
「来夏に、ティフイーグル芝に植え替えようというところまで話は達した。しかし、次の大会前までには間に合わないね」とフィンチェム。「それまでには時間が短すぎるよ」と続けた。
この状況で他に考えられる選択としては、問題のグリーンの再構成と拡大だ。
「それは、より多くのスペース、新たなピンポジション、少し変化する入口と出口を意味する」とフィンチェム。「それはチャレンジだ。なぜなら、コースの戦略性と歴史を失いたくはないからだ。しかし冬の時期に何か強みになるものを見つけなければいけない」と続けた。
更に、「グリーンを広げることは多分問題なくできる。ただ、我々はこれまで、これらのグリーンが歴史的に担ってきた意味を継承しようとしてきたので、やりたいことではない」と付け加えた。
毎年、コースの問題が続くようであれば、「ザ・プレーヤーズ選手権」の日程を変えるのはどうかと尋ねられたフィンチェムはこう述べた。
「日程は最高だよ」