ウッズは浮上、マキロイは後退と大混戦の3日目
2014年 WGCキャデラック選手権
期間:03/06〜03/09 場所:トランプナショナルドラール(フロリダ州)
WGC初優勝まであと一歩に迫るドナルドソン
首位のパトリック・リードから3打差で「WGCキャデラック選手権」最終日に臨むジェイミー・ドナルドソン。世界ランキング1位のタイガー・ウッズもまた、ブルーモンスターを掌握し、優勝争いに浮上した。
ウェールズ出身のドナルドソンは欧州勢としてトランプナショナルドラールに挑み、3日目を1アンダーの「71」でフィニッシュ。(3日目終了時点で)通算1アンダーとした。
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「ライダーカップ」の有力候補でもあるドナルドソンは、ウッズと共に4位タイに。ウッズは3日目を8バーディ、「66」でホールアウトしている。
大会連覇を狙いながら初日に「76」を叩いたウッズは、3日目を3アンダー「69」で終えたリードに3打差まで追い上げた。彼らと同じくアメリカ人のジェイソン・ダフナー(3日目68)とハンター・メイハン(同71)は2打差の2位タイだった。
欧州ツアー2勝のドナルドソンは、WGCでの初優勝を狙っていた。グリーンとの相性が良くなれば、最終日には勝利の女神が微笑んでくれると感じていたのだ。
「もう少しパットを決める必要があるね」と、ドナルドソン。「今日のプレーには満足しているよ。大会前半、特に昨日(2日目)よりも良いプレーができたんだ。もう少しパットを決めることが肝心だね」。
彼はさらに「自分は好位置にいると思う。最終日はできるだけロースコアを狙いたい」とも話していた。
50歳で今大会最年長プレーヤーのミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)もまた、3日目「69」で通算イーブンパーを記録し、優勝争いに参戦。リードを負かそうと意気込んでいた。
「勝っても負けても、僕は楽しみたいと思っている。それが一番大事だし、先頭集団に追いつく方法でもあるんだ」。
グレーム・マクドウェル(北アイルランド)は、強風に翻弄された大会2日目からリズムを取り戻そうと苦戦。3日目を1オーバーの「73」で終えて首位から5打差ではあるが、それでも勝利のチャンスはあると信じていた。
「この大会でしくじったことはない。これっていいことだよね」と、2010年「全米オープン」覇者のマクドウェル。「最終日への望みは捨てていないよ。まあ、今日のプレーはあまりよくなかったけどね。昨日の強風の影響なのか、または今朝のウォームアップが不十分だったのか、やや調子が狂ってしまった。今日のプレーにはちょっと違和感があったね」。
同郷のマクドウェルやドナルドソンと共に、首位から1打差で3日目を迎えたロリー・マキロイ。しかしこの日は2度もボールを池に入れてしまい、8番と10番でダブルボギーを叩いてしまった。とはいうものの、メジャー2勝のマキロイは最後でチップインを決め「75」で3日目を終了。首位から7打差の19位タイで最終日に臨んだ。
3日目を「キツい一日だった」と振り返っていたマキロイ。「パー5のホールは本当にダメだった。これだけで合計4オーバーだったし。ここでそんな結果を出すなんて、自分を不利な状況に追い込んでるようなものだよね」
「昨年のこの大会では“65”をマークして、トップ10入りした。優勝のチャンスを手に入れるには、当時の勢いが必要だね。トップ10入りを目指すなら“65”なんてロースコアは必要ないだろうけど」
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