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【PGA用品情報】重量シャフト&スピースのシューズ

今週の用品情報は、PGATOUR.COM用品担当のジョナサン・ウォールによる重量シャフトトレンド、ライアン・ムーアのピンゴルフ「S55アイアン」、ジョーダン・スピースのアンダーアーマーのシューズ、そしてプロジェクトXの新LZシャフトの話題をお届けする。

新商品と使用プロ情報に関する質問は、@jonathanrwallにツイートしてみよう。

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ドライバーの重量系シャフトの利点は何ですか?ゲイリー・ウッドランドとタイガー・ウッズが100グラムを超えるシャフトを装着しているのを見ました。それって流行りなのですか?-クリス・デネヘー

明確にしておきたいことは、タイガー・ウッズとゲイリー・ウッドランドは素晴らしいアスリートであるということ。何時間もトレーニングに割いていますし、それが100グラムを越えるシャフトを扱える理由でもあるのです。

100グラム越えのシャフトがいきなり話題になっているのは、ウッドランド、ウッズ、そしてセルヒオ・ガルシアら数少ない選手たちがそういった重量シャフトで成功しているからだと言えます。

ガルシアは、テーラーメイドの「SLDRドライバー」に、100グラムの三菱レイヨン「ディアマナ D+シリーズ」を装着してカタールとタイで優勝。ウッドランドは、キャロウェイの「ビッグバーサ」に、102グラムの三菱レイヨン・「ディアマナ S+シリーズ」を装着。「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」では103グラムのフジクラ・プロ・プロトタイプを使用しました。ウッドランドは、「ファーマーズインシュランスオープン」でも好成績を挙げましたよね。

そしてウッズです。彼は、73グラムの「ディアマナ D+シリーズ」から103グラムの「ディアマナ S+シリーズ」に変更。ナイキの「コバート 2.0ツアードライバー」を使用しており、このシャフトはフェアウェイウッドにも装着しています。

一般的に、重量シャフトはスイングスピードが落ち飛距離も出なくなりますが、ではなぜ、彼ら3人が飛距離を犠牲にしているのでしょうか?それは、彼らがより正確性と操作性を重要視しているからなのです。

スイングスピードが速いウッドランドによれば、重量シャフトだと、スイング中にクラブがどこにあるのかを感じることができるのだとか。ドライバーとフェアウェイウッドに同重量のシャフトを付けているウッズとガルシアは、インパクトでの操作性とフィーリングを求め、しっかりしたシャフトを採用しているのです。

軽量シャフトだとスイングスピードはアップしますが、PGAツアーの中でも彼らのような精鋭たちは、より良い結果を生み出す重量シャフトに傾倒しているのです。

ライアン・ムーアは未だにピンのアイアンを使っているのですか?あるいはテーラーメイドのアイアンに変えたのでしょうか?-クリス・ミーキン

ムーアは、まだピンの「S55アイアン」を使用しています。昨年終盤から使い始め、「CIMBクラシック」でピンの最新モデルを使用した初の優勝者となりました。

PGAショーでムーアとチャットするチャンスがあったのですが、そこでムーアは、オフシーズンに変えたことは、ドライバーをテーラーメイドの「ジェットスピード」にしただけとしています。

「S55アイアン」から、テーラーメイドのアイアンにスイッチすることに関しては、ムーアはテーラーメイドと契約しているので、そういった回答しか得られませんでした。S55で好成績を収めているので、しばらくは使い続けると思いますよ。

現在、ジョーダン・スピースがはいているシューズは何ですか?-ジェイミー・ケネディ

スピースは、契約先であるアンダーアーマーのシューズをはいています。今年初めの「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」からはき始めて、彼のInstagram(画像共有アプリ)にも画像をアップしていますよ。デザインにも関わったという書き込みもありました。

画像を見ると、ソールがかなり特徴的でUAストーム・テクノロジーを採用していますね。耐久力のある防水加工で、通気性を損なうことなく水分をはじいてくれるのです。

PGAショーで、アンダーアーマーはシューズを展示していなかったので、最新情報について問い合わせました。で、近くシューズの情報を入手できるとのことです。スピースは、タイトリストと契約しているので、昨季終盤はフットジョイのD.N.A.を着用していました。しかし、アンダーアーマーのシューズにスイッチしたことは、驚くようなことではなかったのです。

スピースは、アンダーアーマーにスポンサードされているツアーの若手注目株。彼のようなレベルの選手と契約しているなら、頭の先からつま先までアンダーアーマーの用品でカバーしたいはずですからね。

私見ですが、同社がツアーレベルのシューズをリリースするのは時間の問題だったのでしょう。次はバッグの中身が気になります。

あなたがアップした「プロジェクトX」の新作の画像を見ました。チップの白い部分は何でしょうか?テレビの“砂嵐”みたいですが。-リレイ・モルドナド

「プロジェクトX」のLZ(ローディング・ゾーン)をレポートしたのは昨年6月でした。トゥルーテンパーが、「フェデックス セントジュードクラシック」でプロトタイプを公開したときなのです。

LZシャフトは、チップとバット部分が硬く、センター部の織物模様が特徴。前作の「プロジェクトX」のカーボンシャフトよりもかなりソフトで、センター部分のシャフト周囲にバイアス状に繊維を撒きつけることでダウンスイングでのタメを作ることができるのです。

昨年の「フェデックス セントジュードクラシック」では、同社のPGA&欧州ツアーマネージャーのサイモン・ウィルソンさんが、「新作のPXプロトタイプは、他のプロジェクトXカーボンシャフトのようにバットとチップが硬いです。中央部が大きく違っていて、真ん中をソフトにすることで、よりエネルギーをボールに伝えることができ、ボールスピードがアップします」と話してくれていました。

プロジェクトXは、初期のプロトタイプではデザインがとてもシンプルでした。LXも重量とフレックスが刻印してある程度だったのです。あなたが言っている「テレビの“砂嵐”」ですが、これはチップとバット部にスタンプされたシャフトスペックです。全米プロであったプロトタイプは、市場に出荷される最終デザインにかなり似ていました。

情報提供:PGA TOUR

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