石川遼は最終日「69」で収穫の5位「手応えはある」
2013年 ISPSハンダ ゴルフワールドカップ
期間:11/21〜11/24 場所:ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)
グリーンで苦戦したアフィバーンラト
賞金総額800万ドルを懸けた「ISPSハンダワールドカップ」3日目、タイの若きスター、キラデク・アフィバーンラトは1アンダー「70」と苦戦。この日を終えて首位に立ったオーストラリアのジェイソン・デイから7打差と、何とか優勝争いに踏みとどまった。
24歳にしてアジアツアー賞金ランクトップに立つアフィバーンラトは、ロイヤルメルボルンGC独特のグリーンで苦しみ、34パットを費やした。3日目を終え個人では通算2アンダーだ。
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デイは「66」を叩き出し、2日目を終えて首位に立っていたデンマークのトーマス・ビヨーン(3日目は「71」)に1打差をつけて首位に立った。米国のマット・クーチャーは先週「オーストラリアン・マスターズ」で2位となったが、今大会でも3日目を「68」でホールアウトし首位から3打差につけている。
デイと現在8位タイのアダム・スコットのペアは、チームカテゴリーでスコア「415」で首位に立っている。2位は1打差で米国チーム(クーチャーとケビン・ストリールマン)、3位はスコア「422」の日本チーム(石川遼と谷原秀人)だ。
アフィバーンラトと同様に、韓国のチェ・キョンジュもロイヤルメルボルンの速いグリーンに苦しみ、5つのパットを外すなど「71」でホールアウト、12位タイとなった。
アフィバーンラトはこの日、トップに近付けずに終えたことに失望していた。
「思うようにパットを沈められず、34パットを費やしてしまった。3つのバーディはいずれも60センチの距離だったしね」。今大会2度目の出場となるタイの新星は振り返った。
「プレー内容には極めて満足している。これは大きな違いだね。昨日は思い通りに打てなかったけれど、多くのパットを沈めることができた。今日はパーオンに失敗したのが一度だけだったにも関わらず、パットが決まらなかった」。
最終日は、個人部門の賞金総額700万ドルを狙い、積極的なプレーをするつもりだ。
「このコースでは何が起こるかわからない。最初の数ホールで猛チャージをかけてチャンスを掴みたい。今日は雨でグリーンが濡れ、より柔らかく遅くなったので、少しプレーしやくなった。今日は多くのパットをホールの手前で止めてしまったんだ」。
「7打差は大きいけど、風向きが変われば何が起こるかわからない。明日優勝争いに残るには、まずフロントナインで5つバーディが必要かな」。
2002年大会で、ホ・ソクホとのペアで過去最高の3位に入ったチェは、早朝の雨によりコース状態が良くなったことの恩恵を受けられなかったと振り返る。
「今日は5つパットを外した。4つのバーディを逃し、そしてパーセーブに失敗した。ゴルフは上手くいく日もあれば、今日のようなことも起こる。今日は我慢が必要だった。ボギーを叩いた16番ではミスが一打あったけど、それ以外は良いプレーが出来たと満足している。明日はよりチャンスがあることを望んでいる」。米国ツアー大会8度の優勝を誇るチェは振り返った。
「まだ風は吹いていたし、それが打球をコントロールすることを難しくした。自信を持ってプレーしていたが、パットを決めたかった。6メートルからと3メートルからのパットを決めていれば、3アンダーもしくは4アンダーに出来ていただろう。明日がラストチャンスだね」。
「ここまでボールがカップに入ってくれないことも珍しいよ。特に2番では間違いなく沈むと思ったが、運がなかった。明日は最終ラウンドだから、良いスコアを出すためより果敢に攻めていくよ」。
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