ホールインワンのち「11打」 谷原の同伴競技者が…
2013年 ISPSハンダ ゴルフワールドカップ
期間:11/21〜11/24 場所:ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)
ISPSハンダワールドカップ2日目:ビヨーンが首位で折り返し
ロイヤルメルボルンGCで行われている「ISPS ハンダワールドカップ」は2日目を終えて、デンマークのトーマス・ビヨーンが3アンダー「68」をマークし1打差で首位に立っている。
2日目を終え通算8アンダー「134」のビヨーン。最終18番でアプローチをミスジャッジしてボギーを叩くも、16番で2メートル弱のパットを沈めパーセーブ、17番でもバーディを奪った。
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米国のケビン・ストリールマンは「69」でラウンドし、2位につけている。彼とマット・クーチャーの米国チームが、2日目を終えてのチームとして首位に立っている。デンマークが3打差、日本とオーストラリアが7打差で追う展開だ。
個人戦では、2日目「70」をマークしたオーストラリアのジェイソン・デイ、「69」をマークしたポルトガルのリカルド・サントスが3位タイ。「68」のクーチャーは4人が並ぶ5位タイで、ビヨーンを5打差で追いかけている。
ここ2週間で「オーストラリアPGA選手権」と「オーストラリアン・マスターズ」を制したアダム・スコットは「68」でホールアウトし、この日「71」のグレーム・マクドウェルらと並び9打差でビヨーンを追いかけている。
26の国別ペア、8人の個人を含む計60人が出場している今大会では、予選落ちはない。
「自分が試されているな、と思うようなことがきょうはいくつか起こったよ」とビヨーン。「最初に3パットを要して、グリーンがこれまでよりももっと堅くなっていると思ったんだ」。
ビヨーンは初日を「66」でホールアウトし、ストリールマンと並ぶ首位タイで滑り出していた。
「おそらく昨日ほど良い出来ではなかったけれど、それでも粘り強くプレーした」とビヨーン。「バックナインでは良いショットも出るようになったし、良い形で大会後半を迎えられるね」。
今大会、米国代表として初出場のストリールマンは最初の4ホールで連続バーディを奪うも、8番のボギーと、バンカーから“ホームラン”してしまった9番のダブルボギーで3打後退してしまった。
「最初の4ホールでは思い通りだったよ」とストリールマンは振り返った。
「8番と9番ではミスしてしまった。ここロイヤルメルボルンではミスをすると足下を救われる。だからこそ、ここは素晴らしいコースなんだ」。
17番では4フィートのパーパットを沈め、18番でもパーセーブした。
「カップを外れそうで息を飲んだけれど、打った瞬間に入るとは思ったんだ」。ストリールマンは17番のパーセーブを振り返った。
ロイヤルメルボルンでのプレーは今回が初めてのストリールマンは、グリーンの速さに驚いているようだ。
「週末のオーガスタと同じような感覚だ。もっとも、『マスターズ』で予選通過の経験がないから実際のところはわからないんだけど。オーガスタの金曜午後は同じような感じだったよ」。
個人優勝賞金が700万ドル(520万ユーロ)の一方で、チーム優勝賞金はわずか100万ドル(74万4千ユーロ)という新しい大会フォーマットにも関わらず、ストリールマンは米国チームとして優勝を飾りたいと思っている。
米国チームは、前回の2011年中国大会でクーチャーとゲーリー・ウッドランドのペアで優勝している。今大会の個人部門は、ゴルフが正式種目に復帰する2016年リオデジャネイロ五輪で使用されるフォーマットとランキングシステムを反映している。
「チームのスコアを意識しているよ。彼(クーチャー)は間違いなく良いスコアを残すだろうから、僕も同様に良いプレーをし続け、優勝を母国に持ち帰りたいね」。
15番でバーディ、残り3ホールも上手いパーセーブを見せフィニッシュしたデイは、グリーン上でのツキに恵まれなかった。
「3度もカップをなめて外れてしまい、どれも本当に紙一重だったんだけど、1アンダーで終えたことには満足しているよ」とデイ。「ここロイヤルメルボルンのグリーンは本当に硬くて速いんだ」。
首位のビヨーンについて
「ISPSハンダワールドカップ」の2日目を終え、デンマークのビヨーンは「66」「68」のラウンドで首位に立っている。この日はラウンドの最初と最後にボギーを叩いたが、その間に5つのバーディを奪い、米国のストリールマンに1打差をつけている。
ビヨーンはこれまでの国際大会で20度の優勝を誇る。直近の勝利は、2013年欧州ツアー、スイスで行われた「オメガ・ヨーロピアンマスターズ」だ。これまでのベストシーズンは、欧州ツアーで4度の優勝を果たした2011年だ。
米国ツアーでの2日目を終えた時点の最高成績は、2位タイ。
デンマークチームのビヨーンとトービヨン・オルセン(通算1オーバー)は2人で通算7アンダー、チームとしては米国を3打差で追いかける2位だ。本大会においてデンマークは個人・チームいずれも優勝経験はない。チームでは2005年にアンダース・ハンセンとソレン・ハンセンのペアで5位になったのが過去最高だ。
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