惜敗のキラデクに見たアジアの“連帯”
2013年 CIMBクラシック
期間:10/24〜10/27 場所:クアラルンプールG&CC(マレーシア)
クアラルンプールの決着はマンデープレーオフへ
日曜日の夕暮れ時、ライアン・ムーアは「CIMBクラシック」最終ホールで根性のパーパットをねじ込んで、ゲーリー・ウッドランドと並んだ。これにより勝負の行方は4年間の大会史上初めてとなるプレーオフに持ち込まれた。
ウッドランドの10フィートのバーディパットが決まっていれば、優勝は彼のものだった。しかし彼のパットはカップに蹴られて入らなかった。二人は現地時刻の午前7:30、決着をつけるためにコースに戻って来る。
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彼らは共にPGAツアーでの3勝目を狙っている。この模様はゴルフチャンネルが生放送する。早朝のプレーオフは、634ヤードの18番ホール(パー5)で行われる。
ムーアにとっては3度目、そしてウッドランドにとっては2度目のPGAツアーのプレーオフとなる。
「明日、プレーオフで戻って来なければいけなくなったけど、そんなに悪い気はしないよ」と、ムーアは語った。「(プレーオフに)行けるだけで嬉しいです。最終ホールはなんとかパーをセーブしようともがいてました。あとは成り行きに任せようと思ってね。もう一度プレーするチャンスが出来て良かったです」
ムーアは短いパー4ホールの16番でバーディを決め、14アンダーとした。その後の上がり2ホールはパーでしのいだ。一方のウッドランドは、雨天による2度の中断にも関わらず、ムーアが追い上げるまでは1打のリードを保っていた。
長いパー5ホールの最終18番では、ウッドランドがやや有利にプレーを進めた。彼は理想的なショットを3本も放ったのだが、バーディパットが入らなかった。
「最終ホールは(目標に向かって)いい感じでしたが、最後の最後で決められませんでした」と、ウッドランド。「厳しい一日でした。最後のパットまで接戦でしたからね。もちろん勝ちたかったけれど、後悔はありません。狙った所にボールは打てたんだけど、残念ながら入りませんでした」
アジアンツアーのトッププレーヤー、キラデク・アフィバーンラト(タイ)は最終日「70」をマークしたものの、プレーオフにはわずか1打足りなかった。最終日をムーア、ウッドランドと同組で回ったクリス・ストラウドも、最終18番のバーディトライがカップをかすめて外れたため、1打及ばずに大会を終えた。