“重力”で1ペナルティを喰らったJ.スピース
2013年 クラウンプラザインビテーショナル
期間:05/23〜05/26 場所:Colonial Country Club
マット・クーチャーは暫定首位にも「ちょっとがっかり」
日没サスペンデッドのため、金曜の2日目の18ホールをラウンドできなかったにも関わらず、マット・クーチャーは、「クラウンプラザインビテーショナル」の暫定首位に立った。
出場選手中、フェデックスカップポイント最上位(5位)のクーチャーは、15ホールをボギーなしの5アンダーで回り、通算10アンダーとスコアを伸ばした。サスペンデッドとなったのはクーチャーが16番(パー3)でティショットを放った直後の午後7時38分頃。悪天候での中断を含め、彼はこの日2回目のホーンを聞くはめになった。
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「ちょっとがっかりだね」と、クーチャーは振り返る。「翌朝4時半に起きて3ホールをプレーするのは決して楽しいことじゃない。でも、この世界で生きていくためには仕方ないね」。
2日目をホールアウト出来なかった54選手は、土曜日の朝8時15分から、第2ラウンドの残りを再開する。
クーチャーは2番のセカンドで、フェアウェイからいきなりカップにぶち込むばかりのショットを放った。ボールは直接カップインかと思いきや、惜しくも勢いで弾かれてしまったものの、1番に続いて連続バーディを決めた。「本当にいいスタートを切れたね」。「その後もいいプレーができたよ。このコースは魔物だらけだけど、ショットさえ良ければバーディを連発することだってできるからね」。「今日は調子が良かったから、ピン筋にボールを打てていた」。
ホールアウトした選手で首位に立ったのは、通算9アンダーのグラハム・ディレット(カナダ)。
早朝スタート組だったディレットは、悪天候による最初の2時間の中断が入る直前にホールアウトした。この日、3アンダーの「67」で凌ぎ切った彼は、3連続バーディの後には、「ホリブル・ホースショー(魔の連続ホール)」で知られるコース最難関の3、4、5番で3連続ボギーも叩いた。「今日は(ホリブル・ホースショーに)完全にやられたね」
彼を追走するのは、8アンダーグループの4選手だ。ジョーダン・スピース、ジョシュ・ティーター、スティーブ・フレシュの3名は無事にホールアウトした。初日に首位に立ったライアン・パーマーは、12番までプレーしたものの、続きは翌日に順延となった。
初日にベストスコアとなる「62」で回ったパーマーは、5番でペナルティを含むダブルボギーを叩くまで9アンダーだった。続く6番でもボギーを叩いたパーマーだったが、後半のラウンドでは中断直前の3ホールで2バーディを記録した。
スピースは6番で、グリーン上でアドレスした後に、ボールがスパイクマークにはまって1打ペナルティを喰らったものの「67」でホールアウト。競技規則18-2bによると、風によってアドレス後にボールが動いた場合は罰則の対象外となるが、重力によって動いた場合はペナルティの対象になると定められている。
「残念な判定だけど、それがルールだからね」と彼は振り返った。
2004年にこの大会で優勝したフレシュは、2日目のベストタイとなる6アンダーの「64」で終えた。今回、予選通過に至るまで、右肩の負傷に悩まされ続けた彼は、2011年にまで遡る16大会連続予選落ちという悪夢を見事に断ち切った。「今日は僕にとって大きな一日となりました」と、フレシュは振り返る。「もし、今日もまたオーバーパーで予選落ちでもしたら、今年も厳しい1年になるだろうなと覚悟するところだったよ」。
昨年優勝のザック・ジョンソンは、16ホールを終えて5アンダー、通算6アンダーで好位につけている。
今大会の予選通過のカットは、1アンダーに設定された。このラインが変動なければ、既にホールアウトしてイーブン、もしくはそれ以下のスコアで予選落ちが確定してしまうのは:世界ランク15位のチャール・シュワルツェル(南アフリカ)、30回目のコロニアルCC出場を果たしたコーリー・ペイビン、そして初日64という好スタートを切ったものの、13番(パー3)で2度のハザードによる「7」を含む、8オーバー「78」でホールアウトしたデビッド・ハーンらが含まれる。
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