マキロイ、タイガーが1回戦敗退 藤田寛之も逆転ならず
2013年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権
期間:02/20〜02/24 場所:リッツカールトンGC(アリゾナ州)
アクセンチュアマッチプレー選手権2日目 レビュー
タイガーよりも不安が残る?マキロイが今季プレーしたのは54ホール
世界No.1プレイヤーのマキロイは、試合序盤に2アップのリードを奪っていたが、その後は(シェーン・)ローリーが12番(パー3)でチップインバーディを決め、そして続く13番でフェアウェイを引き裂くような勢いでカップまで数インチのところに付けてイーグルを奪うなどし、勢いに乗った。
ローリーは、14番で短いパーパットをミス。しかしマキロイは、続く15番ではティショットを砂漠のなかへ打ち込んでしまい、バンカーショットはグリーンを越えて、サボテンの中へと入って行ってしまった。しかし、2度メジャー大会で王者に輝いているマキロイはここで踏ん張り、16番でバーディを奪い、試合を終わらせることはなかった。
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マキロイは18番でバンカーからあと少しで直接カップインという一打を見せた。しかし(同じくバンカーから打った)ローリーもそれに続き、落ち着いたショットでカップから4フィートの位置につけ、冷静にパットを沈めた。
「心の奥底では、勝つチャンスはあると思っていた」とローリーは言っている。そして「僕が勝った理由もある。そしてこれがマッチプレーというやつだ」
マキロイは今後フロリダの試合からマスターズに向かうにあたって、多くの問題を抱えているようだ。マキロイは今シーズンが始まってからの2ヶ月で、たった54ホールしかプレーしていないのだ。アブダビでは予選落ちしてしまい、そしてここドーブマウンテンでは第1ラウンドで負けてしまっているからだ。
アクセンチュアマッチプレー選手権は、1日でスター選手を2人も失ってしまった。第1ラウンドでトップシードの選手が2人負けてしまったのは、過去に2002年だけ。それは、ラコスタでウッズとミケルソンが負けたときだ。
そしてルーク・ドナルド。終盤のクラッチパフォーマンスがなければ、第3シードの選手も消えるところだった。10フィートのバーディパットを決めて、マルセル・シーム(ドイツ)とタイのまま17番を終えると、18番で7フィートのバーディパットを決めて、戦いを制した。
第4シードのルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)は、リッチー・ラムジー(スコットランド)を破っている。
水曜日の第1ラウンドは、季節外れの吹雪でドーブマウンテンを覆った2インチ近くの雪の影響で、わずか3時間で中止となってしまった。雪は一晩中降り続けたため、雪がなくなって大会を再開するまでに5時間近くも要した。