藤田寛之、脇腹痛抱えてマッチプレーに挑む
2013年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権
期間:02/20〜02/24 場所:リッツカールトンGC(アリゾナ州)
フェデックスカップスポットライト:イアン・ポールター
2010年のWGC アクセンチュア・マッチプレー選手権の王者にして、マッチプレーのスペシャリストと名高いイアン・ポールター(イングランド)が、ドーブマウンテンに戻ってきました。今年でなんと10年連続の出場となります。
ポールター選手は過去9年のマッチプレーで、トップ10に5度も入っている折り紙つきの実力者です。しかし2010年の優勝以降は、2年連続でファーストラウンドで敗退とここ最近は精彩を欠いています。
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2012年ライダーカップで、米国チームを撃破した欧州チームの主力選手のポールターは、今週が、今季の米国男子ツアー2度目の参戦となります。今年のツアー開幕戦となったヒュンダイトーナメント・オブ・チャンピオンズでは、9位タイと幸先よいスタートを切りました。昨年のWGC HSBCチャンピオンズで優勝したことで、出場資格を得た彼の現在のフェデックスカップのランキングは99位タイです。
世界ゴルフ選手権で2度の優勝を誇るポールターですが、不思議なことに全米ツアーでの優勝歴はその2勝のみ。惜しくも2位フィニッシュが3回あります。最近では2009年のザ・プレイヤーズ チャンピオンシップなどがそうでした。
フェデックスカップのフォーマットが採用されて以来、ポールターは「ザ・ツアーチャンピオンシップ」の出場権は獲得していません。かといって、まったくもってダメだったというという話でもありません。ポールターは過去6年のうち4度、フェデックスカップ プレーオフの最初の3試合への出場権を得ています。彼のフェデックスカップ ランキング最高位は31位です。
2005年以来、米国ツアーに限っても毎年15試合以上に参戦しているポールターは、今シーズンの開幕を迎えたばかりです。現在のフェデックスカップポイントは550。今週の大会参加資格選手は500ポイント以上の保持者に限られています。ここで上位に食い込めば、長いシーズンのポイント争いを優位に進めるだけでなく、ライバルに大きなインパクトを与えることとなるでしょう。マッチプレーを得意とするポールターが、今週普段どおりの力を発揮すれば、ランキングも上位に急上昇するでしょう。願わくば今年の9月には、キャリア初となるイーストレイクでラウンドする彼の姿を見たいものです。
【フェデックスカップ・ハイライト】
・イアン・ポールターは過去3度、フェデックスカップレースで30位台に入ったことがある。
・彼は24回のプレーオフイベントのうち16大会でプレーし、トップ10フィニッシュが3度ある。
・ポールターの過去のフェデックスカップ最高位は4位。2010年のドーブマウンテンで優勝を遂げた際に4位にランクを上げた。
・今週ポールターが優勝をすると、フェデックスカップで2位に躍り出ることとなる。
・昨年のポールターは序盤戦が不調で、シーズン5試合目となるアーノルド・パーマーインビテーショナルまでトップ100圏外だった。しかし最終的には、なんとか39位までこぎつけた。
・ポールターがフェデックスカップで最も良かった年(2009年の31位)は、開幕戦のアクセンチュアで9位タイと結果を残し、その後の17大会中12大会でトップ20に入る成績を収めた。