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2019年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

「上を見る」アマチュア金谷拓実が日本勢最高位でスタート

◇メジャー第1戦◇マスターズ 初日(11日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)

「すごく緊張していました。『どこに飛ぶんだろう…』と思って」。日本人アマチュアとして7年ぶりの出場を果たした金谷拓実(東北福祉大3年)の記念すべき第1打は、1Wで左に曲がった。前方を木々に邪魔された第2打、残り190ydを7Iでの大きなフックボールでグリーンオン。8mのバーディパットは、オーガスタの黄色いフラッグが刺さったカップに滑り込んでバーディ発進を決めた。

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開幕前の「スタートが大切」という言葉を体現した。続く2番(パー5)では3Wでの第2打をグリーン右手前に運び、アプローチで左に切られたピンに寄せて連続バーディ。「しっかり、プラン通り」に事が運び、緊張感は次第にほどけていった。

2連続ボギーを喫した11番までに1オーバーにスコアを落とした後、バックナインの2つのパー5、13番と15番でバーディを決めた。「ロング(パー5)でバーディを獲らないとスコアが良くなっていかない」と、これも謙虚に見立てた戦略通り。

終盤17番でフェアウェイから5Iでの2打目がグリーンで跳ね、奥からのアプローチに苦労してダブルボギーをたたいたが、「73」の1オーバー44位タイとし、先輩プロたちを差し置いて4人の日本勢では最高のスタート。「17番は風の計算を間違えた。もったいないけれど、18番でパーを取れた」と及第点をつけた。

同組でプレーした2016年大会王者のダニー・ウィレット(イングランド)、米ツアー9勝のブラント・スネデカーはともに3オーバーと自分より下にいる。スネデカーとは1Wの飛距離もほとんど変わらなかったが、「自分のことで精いっぱいで、周りのことを見る余裕はなかったです」と息をついた。「必死にやってこういう結果。あしたからも必死にやって、あとで振り返ってから手応えを感じると思う」。満足感に浸るのはまだ先だ。

ラウンド序盤、スコア掲示板に目をやると2アンダーにいた「KANAYA」の文字が並んでいた。「写真を撮りたいなって思いました」と笑う。6人のアマチュアの中ではイーブンパーのビクトル・ホブラン(ノルウェー)に次ぐ2番目の滑り出しとなった。「予選通過が気になると思うけれど、上を見て、上位でプレーしたい」。リーダーボードに再び自分の名前を掲げれば、自然と顔は上を向く。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

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