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シーズン終盤に底力 松山英樹「今週はゴルフしない」

◇米国男子◇BMW選手権 最終日(10日)◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇7237yd(パー70)

最終ラウンドを首位と4打差の7位で出た松山英樹は4バーディ、3ボギーの「69」で回り、通算14アンダーの15位で終えた。昨年8月以来のツアー通算6勝目は逃したが、フェデックスカップランキングは1つ上がり27位に。5年連続となる最終戦「ツアー選手権」(20日~/ジョージア州イーストレイクGC)の出場権を確保した。

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小雨の降り続いた最終ラウンドは中盤に首位の背中が遠のき、最終戦出場権へのカットライン(フェデックスランク30位以内)が背後に迫った。前半4番までに2バーディ(1ボギー)を奪うと、首位と3打差で迎えた8番に2.5mのチャンスを外した。続く9番(パー5)では2mのバーディパットがカップに蹴られ、大きく悔しがった。「なかなかパットを決められず、ちょっと伸ばせなかった」と上位陣との差を詰め切れなかった。

後半14番(パー5)、15番ではともにグリーン周りのバンカーからのショットを寄せられず、2連続ボギーとし、優勝争いから完全に脱落した。フェデックスランクはコース内の掲示板には映されず「ボードにないんで、(状況は)わからなかった」という。続く16番(パー5)でバーディを奪い、ランクを“安全圏”に押し戻した。

この日のパーオン率は4日間で最も低い72.22%に終わったが、大会を通じ全体1位(87.50%)を記録した。「グリーンやフェアウェイを外したりしたけど、その中でチャンスにはついた。3、4日目はもうちょっと精度の高いショットとパットを打たないと伸ばせない。パットをもう少し磨いていければ、もうちょっと上で争えるかな」と久しぶりの上位争いを前向きにとらえた。

8月「WGCブリヂストン招待」からツアー参戦後2番目に長い6連戦を終えた。全4試合の脱落式のプレーオフシリーズには、第3戦出場に届かないランク76位で突入した。直近4試合ではトップ20を外さず、夏場の過密日程に疲労をためながら底力を見せた。

ホールアウト時点では残り5組がプレー中で「(最終戦進出は)終わってみないとわからない。人頼みですね。行ければ、頑張ります」とだけ話した。最終戦に駒を進めたことで、来季「全米プロゴルフ選手権」を除くメジャー3大会の出場権を得た。今週は7週間ぶりのオープンウィークになる。「ゴルフはしないです。とりあえず休みます」。長いシーズンの閉幕が、また一つ伸びた。(ペンシルベニア州デラウェア/林洋平)

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