D.ジョンソンが首位浮上 松山英樹は9打差12位
2018年 セントリートーナメントofチャンピオンズ
期間:01/04〜01/07 場所:プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)
グリーン上で表情険しく 松山英樹“まだ長い”一年に「明日はすごく重要」
◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 3日目(6日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7452yd(パー73)
首位と4打差の8位から出た松山英樹は4バーディ、3ボギー「72」にとどまり、通算7アンダーの12位に後退した。トップに立ったダスティン・ジョンソンとは9打差。優勝争いからは遠のいたが、「ビッグスコアを出せるように頑張りたい」と最終日を見据えた。
<< 下に続く >>
上位に詰め寄りたかったムービングデー。強い風に吹かれながら、グリーン上で険しい表情を見せた。手前のカラーからパターを握った2番。バーディトライをショートさせると、続くパットを外してボギーを先行させた。5番(パー5)では201ydからの2打目をアイアンでピン右1.2mに落としてイーグルチャンスを迎えたが、わずかに外してバーディにとどまった。
1つ伸ばして迎えた後半。強い風に乗せて1Wで放った1打目をグリーン手前に運んだ12番では、1mのバーディパットがカップの右フチから半周して蹴り出された。ドライバーショットを右隣ホールのラフまで曲げた13番は、2打目のリカバリーでグリーンをとらえながら3パットのボギーを喫した。
例年とコンディションが大きく異なるバミューダ芝に、多くの選手と同様に苦戦。「良い感じで打てているところもあるけど。風やグリーンの重さはわかっていることなので、それに対応しきれない自分も悪い。不安のあるうちは、入らないのかな」と振り返った。
14番では砲台グリーンの左からフワリと浮かせた小技でバーディを奪取。続くパー5で2連続としたが、グリーン手前から寄せきれなかった16番でこの日3つ目のボギーをたたいた。
スイング修正に着手し、がまん強く内容を求めている。ショットは「100回打って1回良いショットが出るか」という状況。「探すのは大変ですけど、まあ何回かは良いショットもあったので、それをしっかりと次につなげられるようにしたい」と視線を上げた。
昨年のツアー優勝者だけが出場できる2018年の初戦。タイトルは遠ざかったが、消化ラウンドにするつもりはない。「(優勝は)かなり厳しい感じにはなったけど、これからまだ長い。明日のラウンドはすごく重要になると思う」と話した。(ハワイ州カパルア/林洋平)