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朝イチの準備開始も…石川はバーディどまりで1打届かず

◇米国男子◇シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン 2ラウンド続き(5日)◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7255yd(パー71)◇

朝6時過ぎ、まだ日も昇らない練習場で石川遼は1人黙々とウォームアップを始めていた。日没サスペンデットとなって残したのは、18番1ホール。予選通過に向けてイーグルが必要な状況だったが、その「2打」のために誰よりも早く始動した。

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朝陽を浴びた7時半に競技再開。1Wのティショットをフェアウェイに置くと、残りは155yd。左足下がりのライから8Iで放った第2打がピンの右5mでとまると、石川はおどけたように笑顔でキャディと握手をした。予選通過につながるミラクルは起きなかったが、それでも、このパットを静かに沈めてバーディとした。

終わってみれば、カットラインに1打届かない通算2アンダー。その1打を思うと、前日に2つのパー5でたたいたボギーが響いてくる。

「パー5でうまくプレーできていない。PGAツアーのパー5はトリッキーなので、ショットの精度の低さが出たなと。毎年の課題だけど、パー5でしっかり獲れるロングゲームを身につけていきたい」

昨シーズンは6試合しか出場しなかったが、パー5の平均スコアは4.82で185位相当。一昨年は同4.67で97位と、パー5で稼げていないことはスタッツにも表れている。

前日、フェアウェイからの第2打をグリーン手前の池に入れた16番(パー5)。右サイドに切られたピンに対し、同組で回ったヨナス・ブリクスト(スウェーデン)は2打目を安全なグリーン左奧へと外していた。

「あれすらできないというか。本来、ピンの左でいいと思って打っているけど、球にちゃんと当たっていないので、まず距離が出ていない。あそこに打てるレベルにまだないのかなと」

「ちょっとセーフティ目といっても、彼(ブリクスト)はちゃんとアグレッシブにクラブを振っているけど、自分はクラブを振れていないので球に当たらないし、上がらない。どこを狙うかという以前の問題で、球に当てにいってしまっている感じだった」

スイングに対する自信がコースから受けるプレッシャーに負けると、タイミングやリズムに狂いが生じてミスショットが出る。原因は分かっているが、簡単に克服できる課題でもない。「悔しいで終わるだけじゃなく、対策を練らないといけない」と、石川は顔を上げた。

「昨日は3つのミスがあったけど、それ以外の30以上のショットは良い感じだった。そっちも忘れずにやっていきたい」。次週はメキシコでの戦いが控えている。ホールアウト後に1時間ほど練習場で球を打ち、コースを去った。(ネバダ州ラスベガス/今岡涼太)

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