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松山英樹、今季初のバーディなしで下位低迷「何をしたらいいか分からない」

オハイオ州のファイヤーストーンCCで開催中の「WGCブリヂストン招待」3日目。前日に「79」を叩いた松山英樹は3ボギーの「73」(パー70)で回り、通算12オーバーにスコアを落として51位タイから順位を動かせなかった。バーディなしのラウンドは2015年5月「ザ・プレーヤーズ選手権」第2ラウンド以来となった。

成績の悪い順にスタートする週末の最初の組にいたのは日本の塚田陽亮。2組目に松村道央、そして松山は3組目でティオフを迎えた。優勝争いから遠い位置でのプレーは、巻き返しはおろか、最後まで重たい空気が漂った。「うまく行かないことが続きすぎて、マイナス思考に入っている」。苛立つでもなく、怒るでもなく、ラウンド後はあきれたような笑みばかりがこぼれた。

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前半2番(パー5)に続き、ティショットを左サイドの木に当てた3番で最初のボギー。6番ではピン右6mのバーディチャンスから3パットして2つ目を叩いた。前日までの2日間とは異なり、エースパターに戻してもきっかけとなる一打が生まれない。

停滞したまま、後半インではアイアンショットの乱れが顕著だった。10番ではフェアウェイから残り130ydあまりをグリーン右手前のバンカーに入れた。13番では7Iの第2打でグリーンオーバー。つま先下がりのセミラフから放った14番の2打目は、わずかにグリーンに届かなかった。

「(10番のミスは)ありえないですよね…。13番は大きめの番手でしたけど完璧(な感触)でしたし。14番もちょっと大きめの番手で打ってピッタリだと思ったのに。2回連続で良いショットがグリーンに乗らなかったのは、結構、キレましたよね…。『もういいや』というか…。距離感が合っていない。打った感触は『(チャンスに)ついた』という感じなのに」

今シーズンの1ラウンドあたりの平均バーディ率はジョーダン・スピースダスティン・ジョンソンロリー・マキロイ(北アイルランド)に次ぐ4位の4.53。約1年2カ月ぶりのノーバーディラウンドに天を仰ぐほかなかった。

予選落ちを喫した直近2試合同様、開幕前の調子をコースで表現できていない。事前のラウンドでは一度もオーバーパーを打たなかった。「結果が伴わない。練習のときと(状態は)あまり変わらないと思ったのだけど…」と嘆くばかり。普段のように居残り練習に向かう足取りも重く「何をしたら良いか分からないぜ…」とポツリとこぼした。「あした50台とか出ないかなあ…でも『59』が出ても(通算)1オーバーか…」。小さくても自信になるきっかけが欲しい。模索の日々は続く。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)

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