ジェイソン・デイが首位発進 松山英樹は4打差27位
2016年 アーノルド・パーマー招待
期間:03/17〜03/20 場所:ベイヒルC&ロッジ(フロリダ州)
連勝スコットは「また勝ちたい」 オーガスタへ転がす自信の雪だるま
アダム・スコット(オーストラリア)が出場試合3連勝に向けて上々の滑り出しだ。フロリダ州のベイヒルクラブ&ロッジで開幕した米国男子ツアー「アーノルド・パーマー招待」初日に「67」をマークして5アンダーの2位タイ発進を決めた。
「ザ・ホンダクラシック」「WGCキャデラック選手権」を制した後、前週は自宅のひとつがあるバハマで休養。5日間ほどクラブを握らないリラックスタイムを過ごし、再びフロリダに乗り込んできた。
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インから出た序盤はチャンスをなかなか作れなかった。12番(パー5)では2打目をグリーン手前のフェアウェイに運びながら、続くアプローチをバンカーに入れるミス。14番(パー5)、15番はいずれも1パットパーでしのいだ。
流れを変えたのは16番(パー5)。ティショットで322ydを稼ぐと、残りはわずか192yd。2打目をアイアンでピンそば2mにつけてイーグルを決めた。その後はボギーを打たず3バーディ。「午前中の良いコースコンディションを生かしたかった。ショットはあまり良くなかったけれど、アプローチとパットがきょうはすばらしかったと思う」と、端正な顔を今週も緩ませた。
“完全復活”を成し遂げ、注目度の高まりにもプレッシャーはない。「あの(2回の)優勝があって、いまがある。ドラール(キャデラック選手権)では本当に満足したし、ホンダではツアーで勝つのは久しぶりだったから思い出すことも多かった。1週間のオフを過ごしてまた勝ちたいと思ってここに来た。この自信をオーガスタ(マスターズ)まで、雪だるまを転がすように大きくしたいんだ」
出場試合3連勝となれば、2014年に「全英オープン」「WGCブリヂストン招待」「全米プロゴルフ選手権」を制したロリー・マキロイ(北アイルランド)以来となる。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)