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術後わずか4カ月 51歳のラブIIIが大願成就

米国男子ツアーのレギュラーシーズン最終戦「ウィンダム選手権」最終日。首位を4打差で追ったデービス・ラブIIIが2イーグル、4バーディ、2ボギーの「64」でプレーし、通算17アンダーで逆転優勝を飾った。

51歳4カ月10日での優勝は、サム・スニード(52歳10カ月8日/1965年)、アート・ウォール(51歳7カ月10日/1975年)に次ぐ3番目のツアー年長優勝。「今週はパットがすごく冴えた。信じられない気持ちでいっぱいだよ」と、2009年以来となるツアー通算21勝目の喜びに浸った。

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近年は足首の故障との戦いでもあった。2007年に続いて今年4月上旬には2度目の手術を受け、6月まで戦列からの離脱を強いられた。「2度の大きな手術を経てツアーに戻ってこられたのは、サポートしてくれた多くの人たちのお陰だ。とても感謝しているし、優勝できてとても嬉しく思うよ」。グリーンサイドでの優勝インタビューで、最初に口から出たのは周囲への感謝の言葉だった。

50歳になった2014年からはシニアツアーにも数試合出場したが、PGAツアーに向けるモチベーションはいまだ衰えない。

「今年のベイヒル(3月下旬)は満足に歩くこともできなかった。手術をして、リハビリを頑張れたのは、再び(フェデックスランク)125位に入りたいという思いが強かったからさ」

今大会を前にしたランクは186位で、同125位に入って次週からのプレーオフに進むには、優勝が最低条件だった。わずかに残されていた可能性を現実のものとし、ランクは76位まで躍進。次週はプロ仲間とラウンドの約束があったというが「申し訳ないけどキャンセルしないといけないね」と複雑そうな笑みを作った。

51歳は言う。「トム・ワトソンが全英オープン(2010年大会で2位)で勝ちそうになったことは大いに影響を受けたよ。フレッド・ファンクも、ケニー・ペリーも勝った。ビジェイ・シンもPGAでプレーしている。とても快いことだね」。

“僕たちはまだまだ若い者には負けないぞ”。今も若々しいシニア勢を引き合いに出した言葉からは、そんなメッセージが聞こえてくるようだった。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/塚田達也)

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