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松山英樹 起死回生のイーグルで決勝進出も「優勝争いがしたい」

フロリダ州のベイヒルクラブ&ロッジで開催中の米国男子ツアー「アーノルド・パーマーインビテーショナル」の2日目。2アンダー32位からスタートした松山英樹は、終盤まで予選落ちの危機に立たされながらも、後半16番(パー5)のイーグルで劣勢を挽回。1イーグル、1バーディ、1ボギー、1ダブルボギー「72」とし、カットライン上の通算2アンダー55位で決勝ラウンド進出を決めた。

苦しい展開が続く中での、起死回生のイーグルだった。後半15番までに2ストローク落とし通算イーブンパー。予選落ちの可能性が高まる停滞ムードを吹き飛ばす決定的な好機は、初日もっとも難度が低かったチャンスホールから生まれた。

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風は緩やかなアゲンスト。1Wでフェアウェイ左サイドに運ぶと、4Iで放った2打目は221yd先のピンそば50センチにピタリと止まり、ギャラリーの喝采でそれと知るスーパーショット。例年とは異なる軟らかいグリーンが予選カットラインを押し上げる中、辛くも圏内へと食い込んだ。「(イーグルが)獲れていなかったら予選通過はできなかったし、あの1打は良かった」。

とはいえ、カットライン上の予選通過を手放しで喜ぶ松山ではない。「こういうところで、あまりゴルフはしたくない。もっと上で優勝争いがしたいし、ギャップがすごくある」。この日のプレーにも、納得の言葉は少なかった。初日に続いて苦しんだグリーン上では、11番から15番まで連続してバーディチャンスを活かせず何回も天を仰いだ。

78%(11/14)のフェアウェイキープを記録したティショットにも厳しい評価。「フェアウェイにはいっているけど、ドライバーからアイアンへのつながりがない気がする」と、結果には表れない感覚的な不満が松山の口を重くする。1Wから4Iの流れでイーグルを奪った16番についても「つながり?なかったです」と短い言葉で切り捨てた。

胸に渦巻く不満はひとまず置き、「予選を通過することはとても大事なこと。3日目、4日目とプレーすることで、これからのゴルフにつながっていくと思う」と締めた松山。まずは激動必至のムービングデーに集中する。(フロリダ州オーランド/塚田達也)

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2015年 アーノルド・パーマーインビテーショナル



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